2026年1月、静岡県沼津市で保護者と保育士を支える新しい取り組み、「手ぶら登園」が始まります。このサービスは、保育士の負担軽減を目的とし、専用の紙おむつとおしりふきを提供するサブスクリプション形式で運営されます。特筆すべきは、これまで保護者が毎日持参していた紙おむつにその名前を書く手間が解消されることです。
具体的には、沼津市内のすべての公立保育施設および児童発達支援センターに、定期的に必要な数の紙おむつとおしりふきが直接届けられます。保護者は自分の子どもに合ったおむつを準備するためにかけていた時間から解放され、保育士も個別管理に必要な時間を削減できます。これにより、子どもたちとのふれあいや遊びの時間をより増やすことが可能になります。
沼津市のこども未来創造課の望月氏は、「育児負担を軽減するためにこのサービスを導入することになりました」と述べ、選定の理由として保護者からの「価格の安さを重視する」という声を重視した点を説明しました。経済的な負担を軽くすることもこの取り組みの大きな目的と言えるでしょう。
「手ぶら登園」の特徴として、今回使用されるおむつは保育士の視点から設計されており、サイズ表示が明確で迅速に確認できる工夫が施されています。パッケージや段ボールにサイズが大きく表示され、色分けもされているため、迅速に必要なサイズのおむつを見つけやすくなっています。このような工夫により、現場での業務効率が上がり、保育士が子どもと向き合うための時間が増えることが期待されています。
また、BABY JOB株式会社は、既に8,900以上の保育施設で同様のサービスを展開しており、「手ぶら登園」は日本初の試みとして注目を集めています。2020年には日本サブスクリプションビジネス大賞のグランプリを受賞するなど、その革新性が評価されています。
さらに、保護者の負担を軽減するための新たなサービスとして、「お昼寝用コットカバーサブスク」や「食事用の紙エプロン・手口ふきサービス」も開始しており、多方面から育児をサポートしています。
BABY JOBでは、「手ぶら登園」だけでなく、子育て全般に関わる問題を解決するために、さまざまなサービスを展開しています。保育施設内でのキャッシュレスサービス「誰でも決済」の導入も行われ、保育士と保護者の双方にとって利便性の高い環境づくりが進められています。
「えんさがそっ♪」というプラットフォームにより、保護者は保育施設を簡単に検索し、お問い合わせや見学の申し込みもスムーズに行えるようになります。このように、BABY JOBは子育てを楽しいと思える社会の実現に向けて、様々なサービスと取り組みを展開していきます。各サービスの詳細については公式サイトで確認できます。