新しい価値を探る
2025-06-20 17:32:44

世界に広がる日本の新しい価値を探る「Co-Design Challenge Pitch #2」レポート

2023年6月17日、万博会場内のフューチャーライフヴィレッジで、「Co-Design Challenge Pitch #2」が開催されました。このイベントは、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会が主催し、日本の未来のくらしを考える場として位置づけられています。

今開催では,参加した企業の社会課題へのアプローチや、開発したプロダクトについてのプレゼンテーションが行われ、参加者はそれぞれのビジョンを情熱的に語りました。

ナビゲーターとして招かれた服部滋樹氏と内田友紀氏は、CDCの意義について語り、これからのものづくりに対する期待感や必要性を強調しました。特に、参加する中小企業とクリエイターとの共創や社会実験を行う意義が強調されました。

各事業者の発表内容



エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社

最初に登壇したのは、エイチ・ツー・オーリテイリングの島本礼子氏です。彼女が紹介した「想うベンチ」は、大阪府内の材木を使用し、3人のデザイナーと協力して制作されました。このプロダクトは、木の生き様をテーマにしており、参加したデザイナーたちが大阪の森を訪れた経験を反映しています。万博終了後も、このベンチは大阪府内の共有地に設置される予定です。

株式会社金森合金

次に登壇したのは、金森合金の高下裕子氏。彼女の会社は300年以上の歴史を持つ伝統的な砂型鋳造の技術を用いて、災害廃材から新しい製品を作り出しています。特に、能登半島地震の後に発生した廃材を利用したプロジェクトで、万博会場内での案内役の意味も込めたサインスタンドを制作しました。この取り組みは、記憶を紡ぐことをテーマにしています。

甲子化学工業株式会社

最後に、南原徹也氏が登壇し、ホタテ貝の貝殻を使ったヘルメット「ホタメット」を紹介しました。彼はホタテの貝殻が日本全国で大量に廃棄されている現状に気づき、そのアップサイクルに挑戦しました。また、ホタメットの成功から派生した「ホタベンチ」も発表し、貝殻を混ぜたセメントを使用した独自の商品として人気を集めています。

共創の未来を語る



発表後のパネルディスカッションでは、ナビゲーターと三者が共創の心や取り組みの成果について相互に意見を交換しました。島本氏は「万博を契機に挑戦できる機会が得られた」と語り、高下氏は「現場を訪れて体感してもらいたい」と期待を述べ、南原氏は「チームの協力が大切だった」と述べました。最後に、服部氏は「今日得たヒントをどう活かすかが重要」と締めくくり、会場は拍手で盛り上がりました。

次回のCo-Design Challenge Pitch



「Co-Design Challenge Pitch」シリーズは全5回の開催を予定しており、次回は7月29日に実施される予定です。新たなプロダクトやプレイヤーが登場するこのイベントは、今後も日本の未来をデザインする重要な機会となります。参加することで、地域の魅力を再発見し、創造的な交流が生まれることを期待しています。


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