学生が開発した特殊詐欺AIシステム体験会
2025年10月18日、イオンモール四條畷にて、大阪電気通信大学と四條畷警察署の主催による特別なイベントが開催されます。このイベントでは、学生が手がけたAI技術により、リアルな特殊詐欺体験が提供される「特殊詐欺体験会」が行われます。近年、特殊詐欺の手口は多様化しており、その対策が急務とされています。このイベントは、その対策の一環として、参加者に実際の詐欺の手口を疑似体験させることを目的としています。
イベントの背景と目的
四條畷警察署と大阪電気通信大学は2025年10月10日に、地域社会における安全・安心の確保に向けた連携協定を結びました。この協定の第一弾として実施される今回の体験会は、まさに産学官連携の新しい形を示しています。特に高校生以上の世代を対象に、最新のAI技術を駆使して特殊詐欺の危険性について学ぶ機会を設けるものです。この取り組みにより、学校だけでなく地域全体で特殊詐欺の問題意識を高めることを狙っています。
AIシステムの活用
特殊詐欺体験会の中心となるのは、情報通信工学部と総合情報学部の学生たちが共同開発した特殊詐欺防止システムです。このシステムは、四條畷警察署が提供した実際の詐欺シナリオを基に構築されており、AIが詐欺師の役を演じます。参加者はこのAIとのリアルなやり取りを通じて、詐欺が発生する時の「緊迫感」や「臨場感」を体験できます。これにより、従来の紙媒体や講演会では伝わりにくい詐欺の手口や心理的な誘導技術を、直接体験しながら学ぶことが可能です。
イベント詳細
- - 日時:2025年10月18日(土)14:00~15:00
- - 場所:イオンモール四條畷 3F「イオンスタイルブリッジ前」(大阪府四條畷市砂四丁目3番2号)
- - 主催:四條畷警察署、大阪電気通信大学
- - 内容:参加者はAIが電話をかける形での特殊詐欺の実体験を行い、また警察グッズがもらえるガチャガチャが設置されるなど、お子様連れでも楽しめる工夫がされています。
まとめ
この特殊詐欺体験会は、地域の安全を守るための重要な取り組みです。詐欺の手口や対策について理解を深める機会を提供することで、参加者が周囲への注意喚起を促し、自身を守る力を身につけられることを期待しています。将来的には、大学と警察の連携を通じて、さらなる地域への貢献が行われることが期待されます。この魅力的なイベントへの参加は、社会全体に対する防犯意識の強化につながるでしょう。