崩壊から立ち上がった歯科医院の組織改革と新たな挑戦
大阪府東大阪市に位置する「ひょうたんやまヒロ歯科」は、開業からの数年間で経験した組織崩壊の危機を乗り越え、退職者ゼロという成果を上げた注目の医療機関です。院長の松倉裕規氏は、スタッフとともに進めた組織改革の取り組みを通じて、医療業界での人材不足や早期離職の問題に前向きに立ち向かっています。
2022年、年間5人の退職者を抱えていた「ひょうたんやまヒロ歯科」ですが、2026年にはゼロを達成。これは、院長が「自分と相手の可能性を100%信じる」という理念を徹底した結果です。最初は3人のスタッフからスタートしたこの医院は、今や歯科医療だけでなく、デイサービスやフィットネスサロン、飲食事業を展開し、40人もの多様なプロフェッショナルが集まる組織へと成長しました。
講演会の開催と書籍出版
2026年9月12日(土)には、松倉院長の初書籍『社長、バナナを喰う』の出版を記念して、講演会が開催されます。会場は大阪市のミーティングスペースAP大阪駅前で、参加者は医療現場から学ぶ組織再生の実体験を直接聞くことができます。
講演では、院長が090年の試練を経て辿り着いた理念と、その実践により人が辞めない組織を築いた経緯が語られます。実体験に基づく洞察は、医療のみならず、あらゆる業界での人材育成や組織改革に役立つ内容です。
院長の苦悩
松倉院長は、開業当初よりスタッフの育成に力を入れていましたが、組織が成長するにつれて不平不満が募り、ついには自身を信じられなくなる時期もありました。2020年には、出社できないほどに追い込まれる状況に。そんな中で彼を支えたのが、MHG GROUPの副代表・高田氏です。高田氏は「自分の可能性を信じてくれる人がいることで、院長が戻ってくる」と支え続けました。この経験から、松倉院長は自身の理念を再確認し、改革へと着手することにしました。
組織を支える理念
「あらゆる人の可能性を100%信じる」ことこそが、スタッフの信頼や組織への愛着を生む源泉だと認識した院長は、この理念をもとに人材育成の取り組みを本格化。理念に共感するメンバーを育て、組織改革を進めてきました。その結果、退職者数は劇的に減少。2023年には5人、2024年には3人、そして2026年には0人という数字を達成するに至りました。
書籍『社長、バナナを喰う』の想い
松倉院長の著書『社長、バナナを喰う』では、自身の経験を基にした組織再生の手法を、ユーモアを交えながら語っています。本書のタイトルに登場する「ゴリラ」は、院長自身が語られている人物像を象徴しています。目標に向かって努力する中で、途中で見つけた新しい可能性を受け入れる姿勢が組織にとっても大切であると伝えています。この著作は、採用を増やすのではなく「人が辞めない組織」を作るためのヒントを提供してくれます。
まとめ
松倉院長の講演会と著書は、医療業界だけでなく、多くのビジネスワーカーにも参考になる材料を提供します。開催日は2026年9月12日。興味を持たれた方は、ぜひ足を運んでみてください。組織の未来を語る機会として、きっと多くの発見があることでしょう。