ドジャース・ロバーツ監督が語る、大谷翔平の魅力と子どもたちへのメッセージ
ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が、彼の成功の背後にある個性やメッセージを語る特別なインタビューが、ABEMAにて独占配信されました。特に注目を集めたのは、子どもの憧れの存在として広がる大谷翔平選手についての言及です。
大谷選手は子どもたちの憧れ
放送日がこどもの日にちなんだこともあり、ロバーツ監督は稲妻のような驚きと共に大谷選手が日本の子どもたちにとって憧れの存在であることを称賛しました。「翔平は本当に素晴らしい人であり、彼が持っている謙虚さと努力家な姿勢は、間違いなく良いロールモデルです」とコメント。彼の存在が多くの子どもたちに希望を与えていることが伝わります。
監督はまた、自身に日本のルーツがあることから「子どもの頃の日本での思い出」を振り返り、軽トラでおじいさんと一緒に仕事をする姿や、土のグラウンドでいとこと野球をして過ごしていたことに言及しました。これにより、監督自身のバックグラウンドも浮かび上がり、彼の日本文化への理解が深いことが伺えます。
コミュニケーションのポイント
興味深いのは、ロバーツ監督が大谷選手を含める日本人選手たちそれぞれに対して異なるアプローチを持っていることです。大谷選手については、監督曰く「彼にはやる気を起こさせる必要はなく、自由にやらせています。彼は自分に厳しい選手なので、調子を聞くだけで大丈夫」とのこと。
対照的に、山本由伸投手には快適かどうかを問いかけ、その自信を引き出す方法を取っていると言います。一方、佐々木朗希選手には慎重に接し、彼を守り育てることができるように考えを巡らせているとのこと。監督は「朗希は初めての年なので、自信を持たせなければならない」と理解を深めていました。これらのポイントは、監督のリーダーシップのスタイルと選手それぞれの個性を尊重する姿勢を象徴しています。
選手間のコミュニケーションを深める改革
加えて、選手間のコミュニケーションを促すための改革も実施されていることが明かされました。ロバーツ監督は、選手だけが搭乗する専用チャーター機を用意し、移動中に自然な関係性を築ける環境を整えました。「野球界でドジャースだけ」との言葉が、自チームの独自性や選手間の団結力を重視していることを示しています。
視聴者からの質問にも応答
インタビューでは視聴者からの質問にも答えており、特に「注目している選手は誰か?」との質問にはフレディ・フリーマン選手とトミー・エドマン選手の名を挙げました。フリーマン選手は常に打席で全力を尽くし、エドマン選手は多才なプレースタイルを持つ選手としてオールスターへの出場を期待されています。
逆に、「もし野球が仕事でなかったら、何をしているか?」との質問に対しては、リーダーシップに関わる仕事か、もしくはコーチングの道に進んでいると話し、野球の監督という立場を大切にしていると笑顔で語りました。
ダイヤモンドバックス戦への意気込み
そして、今後の試合に向けた意気込みも語られました。5月9日から始まるダイヤモンドバックス戦を前に、ロバーツ監督は「良いチーム相手に厳しい試合が続く」と警戒を示しつつも、選手たちへの期待を寄せています。緊張感が漂う中での戦闘モードを見せる監督の姿から、チームへの信頼と愛情が垣間見える瞬間でした。
今回のインタビューを通じて、ロバーツ監督の人物像や選手たちへの深い思いやりが浮かび上がりました。ABEMAでは引き続きこのようなエピソードを配信し、視聴者との距離を縮めていくことでしょう。