ファッション業界のリサイクル推進を目指して
大阪と東京に拠点を置く株式会社shoichiが、2月4日から6日にかけてイタリア・ミラノで行われた「ミラノ・ウニカ」に出展しました。本国際的なテキスタイル展示会での出展は、リサイクル業界におけるshoichiの重要な一歩となります。
shoichiのリサイクル事業
shoichiは日本国内において、衣料品のリサイクルとアップサイクルを推進する一翼を担っています。国内メーカーとの連携を通じて、環境に配慮したファッションの実現を目指す取り組みは、着実に認知を高めています。展示会では、特にアップサイクルされた生地や製品が注目を浴びました。
展示内容と反響
shoichiのブースでは、リサイクルプロセスを映像で紹介しながら、新たに導入した裁断機を利用したシューズやバッグのリサイクルシステムを披露しました。訪問客からは新しいアイデアや技術に対する関心が寄せられ、特に雑貨メーカーやバッグブランドがこの分野での新たな可能性を見出しました。
訪問客との会話では、「自社の製品もアップサイクルできないか?」という質問が多数寄せられました。これは、アップサイクルに対する企業全体の関心の高まりを示しています。リサイクルでは物を手放すだけですが、アップサイクルで新たな価値を創出できるという希望が感じられました。
参加者の多様性
今回、shoichiは40社の企業と接触する機会を得ました。その中にはラグジュアリーブランドやバッグメーカー、さらには生地メーカーや時計メーカーが含まれ、特にイタリアの企業が半数以上を占めました。フランスや西ヨーロッパの企業からの来訪も見られ、日本からの来場者はコストの影響もあり少数でしたが、リサイクルの重要性を認識しつつ、質の高い商談が進行しました。
展示会から得た成果
展示会での反応は明確な成果につながりました。いくつかの新たなコラボレーションや商談が進行中です。特に、イタリアのラグジュアリーブランドとの商談が進展しており、アップサイクルの可能性について協議が行われています。また、日本国内の企業においてもリサイクルシステムの試験運用が開始される見通しです。これらの成果はshoichiにとって、持続可能なファッションへの道を開く重要なステップとなるでしょう。
今後の展望
shoichiは今後も「ミラノ・ウニカ」への出展を続け、リサイクルやアップサイクルに関心を持つ企業との新しいビジネスチャンスの創出を期待しています。また、今後はアパレル製品のみならず、バッグやシューズ、コスメの容器といった他のカテゴリにもリサイクル対象を拡大していく計画です。さらに、リサイクル作業においては就労支援事業所との協働も視野に入れ、地域社会への貢献も目指します。
shoichiは環境への配慮とともに、持続可能なファッション産業の実現に向けて前進していきます。今後も国内外の企業との連携を強化し、多様なリサイクル技術を開発・推進していく所存です。
お問い合わせ情報
株式会社shoichi 代表取締役: 山本 昌一
大阪本社: 〒541-0054 大阪府大阪市中央区南本町2丁目6番5号 ファースト船場 301
東京支社: 〒104-0043 東京都中央区湊3-2-9丹波ビルB1
URL:
shoichi.co.jp
問合わせ: 050-3151-5247
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