大阪文化服装学院がAIを駆使したトレンド分析を発表！12月の日本人の装いを探る

大阪文化服装学院がAIファッション分析を推進

ファッション業界で新たな潮流を生み出すべく、大阪文化服装学院がAIを使用したトレンドデータ分析を導入しています。同学院の「ブランドマネージメント学科」では、株式会社ニューロープと連携し、学生が実際にデータ分析を行うカリキュラム「AIビジネス活用」を展開。このプログラムでは、学生たちが業界のリアルな課題に取り組みながら、実践的なスキルを磨いています。

カリキュラムの内容と目的

このカリキュラムでは、AIを用いたトレンド分析が重要視されており、学生は実際のECサイトやブランドの課題に対してデータを基にした仮説検証を行うことが求められます。特に注目すべきは、2025年度の最終テーマとして「日本人が12月に身に纏う色は？」が選ばれたことです。このプロジェクトを通じて、学生たちはインスタグラムから情報を収集し、データに基づいて分析を行うスキルを身につけました。

学生によるデータ分析

このプロジェクトに参加したのは、大阪文化服装学院のブランドマネージメント学科の2年生4名です。彼らはAIを用いた分析ツール「#CBK forecast」を駆使して、年代や性別に基づいて色のアイテムの出現比率を比較。得られた結果は、10代とその他の年代での顕著なトレンドの違いを示唆する意味深いものでした。手法の深さから、今後の学生生活だけでなく、社会人としての歩みでも、この分析結果を活かせることが期待されています。

株式会社ニューロープとの協業

大阪文化服装学院のこのカリキュラムは、ファッション関連のAI技術を専門としている株式会社ニューロープの支援を受けています。代表取締役の酒井聡氏は、「年代、性別、年度の3つの軸で色ものアイテムの出現比率を比較しています。学生たちはこの内容を基に実践的なスキルを磨き、将来のキャリアに繋がる知識を深めています。」とコメントしています。

学院の歴史と今後の展望

創立78年の歴史を誇る大阪文化服装学院は、西日本のファッション専門学校の中でも最大級の存在です。「ファッションで社会に貢献する」という理念のもと、国内外のファッション教育の連携を進め、デジタルスキルと国際的視野を養成しています。また、2026年度には「ヴォートレイルファッションアカデミー」として校名変更を予定し、さらなる発展を目指しています。この新しい名前には、最先端のファッション・流行を創出する先駆者・開拓者としての意志が込められています。