ルクサナバイオテクとSPIが進める次世代医薬品開発
ルクサナバイオテク株式会社(以下、ルクサナバイオテク)と住商ファーマインターナショナル株式会社(以下、SPI)は、2023年10月、新たに画期的な人工修飾核酸技術に関する製造販売のライセンス契約を締結したことを発表しました。この契約の締結により、ルクサナバイオテクが開発した注目の核酸技術「5’-CP®アミダイト」の製造販売がSPIによって行われることになります。
ルクサナXNAs技術の革新
ルクサナXNAs技術は、大阪大学の小比賀聡教授の研究成果に基づくもので、人工修飾核酸群を用いた新たな創薬プラットフォームです。特に、RNAに対する高い結合力や、毒性の低減効果を持つ特性を生かし、高効率で安全性の高いアンチセンス核酸の開発に役立っています。これにより、既存の治療法では十分に対応できない疾患への新たな治療の希望が生まれています。
SPIとの連携で期待される広がり
本契約に基づき、SPIは5’-CP®アミダイトを全世界で製造・販売することが可能になり、ルクサナバイオテクは契約一時金とマイルストンフィー、さらに販売に応じたロイヤルティの受け取りが見込まれます。ルクサナバイオテクの代表取締役社長CEOである佐藤秀昭氏は、この協業を通じて高品質かつ安定したアミダイトの供給体制が整うことを期待しており、核酸医薬品の開発促進と社会実装の加速を目指す意気込みを語っています。
SPIの奥山勝也社長も、核酸医薬品が新たな治療方法として注目されている現状を受けて、この技術をさらに広めることの重要性を強調しています。彼は、ルクサナXNAs技術を用いることで、効率と安全性の向上が期待できると述べました。
ルクサナの未来に向けた挑戦
ルクサナバイオテクは、先進的な核酸医薬品の研究と開発を行う企業です。安定した供給体制の確立を通じて、エビデンスに基づいた医薬品の実用化を目指しており、複数の製薬会社との共同開発にも積極的に取り組んでいます。特に、難治性疾患に苦しむ患者さんに希望を届けることを最優先として、今後もさらなる技術革新に挑戦していきます。
お問い合わせ
ルクサナバイオテクとSPIは、この新たな契約を契機に、核酸医薬品の市場においてより強い影響力を持つことが期待されています。興味ある方々は、各社のウェブサイトやお問い合わせ先を通じて、詳細な情報を確認することができます。これにより、画期的な医療の実現に向けて、ますますの進展が図られることでしょう。