一子相伝の秘曲『関寺小町』特別公演
2025年12月14日、国立能楽堂にて『金春円満井会特別公演』が開催されます。この公演では金春流の重要な秘曲『関寺小町』が上演されることが決定しました。『関寺小町』は、金春流が大切に受け継いできた「一子相伝」の演目で、実は明治以降の上演は僅かに4回ほどしか行われていない極めて貴重な作品です。
上演の背景と金春安明
この公演では、80世金春安明が主人公の小野小町を勤め、伝承されてきた謡本に基づき1853年の形のまま演じられます。小町は100歳の老女として描かれ、彼女の過去、特に若き日の名声を思い描く場面が展開します。小町がどのように老いを受け入れ、世の無情を嘆くかが見どころの一つです。
公演の概要として、1800年代以前から続くこの能の伝承がどのように守られてきたのか、そしてそれが観客にどのような感動をもたらすのかに焦点をあてた内容となっています。
公演内容と演者紹介
金春流の実力者たちが集結し、舞台をより一層華やかに彩ります。特に金春安明は、彼自身が今までに数多くの名作に出演し、2022年には旭日双光章を受章するなど、その実力は折り紙付き。彼の舞いは、観客に強く訴えかける力を持ち、能楽の繊細さや美しさを体感させてくれることでしょう。
アクセスとチケット情報
公演は東京都渋谷区の国立能楽堂で行われ、開場は12時、開演は13時となっています。チケットはカンフェティで購入可能で、SS席からB席まで各種用意されています。特に25歳以下の方にはB席が特別料金で提供されていますので、若い世代の能楽ファンにもおすすめです。
- - SS席:15,000円
- - S席:14,000円
- - A席:13,000円
- - B席:10,000円
- - B席(25歳以下):5,000円
(全席指定・税込)
まとめ
『関寺小町』という作品には、古き日本の情緒や智慧が詰まっています。能楽に触れることができる貴重な機会をお見逃しなく。ぜひ、伝統文化の深い世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。今なお残る伝説の舞に、あなたの心を寄せてみてください。チケットは公式サイトから購入できますので、早めの予約をおすすめします。詳しい情報は
公式サイトでご確認ください。