北欧パビリオン閉幕
2025-10-14 11:19:26

大阪・関西万博北欧パビリオンが閉幕イベントを開催し未来を語る

大阪・関西万博北欧パビリオンが幕を閉じる



2025年の大阪・関西万博で、北欧パビリオンは多くの注目を集めた。その集大成として、10月10日と11日の2日間にわたり、サステナビリティと北極圏をテーマにした閉幕イベントが開催された。デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデンの5か国共同出展の下、両国における持続可能な未来への対話が展開された。

両日を通じて、スウェーデン王国のヴィクトリア皇太子殿下が日本に7年ぶりに訪れ、大阪・関西万博への初来場を果たした。皇太子殿下は国連開発計画(UNDP)のグッドウィル・アンバサダーとしての任期を延長したことも発表され、未来の世代へのメッセージを強く発信した。

大勢のゲストと対話を交わす



北欧パビリオンでは、閉幕までの半年間にわたり、ハイレベルなゲストを迎えた国際イベントを多数実施した。この間、来場者数は延べ160万人以上に達し、持続可能な未来に向けての対話の場を提供してきた。

特に北欧5か国の在日商工会議所と関西商工会議所との連携は、新たなビジネスアライアンス「北欧・関西ビジネスアライアンス(NKBA)」の発足に至った。

ヴィクトリア皇太子殿下の訪問



ヴィクトリア皇太子殿下は、環境、気候変動、海洋保全に強い関心を持っており、国連パビリオンでの若者たちとの対話を重視した。彼女は特にSDGsの「海の豊かさを守ろう(目標14)」に焦点を当て、次世代との共創の重要性を訴えた。

北欧パビリオンの特徴


北欧パビリオンは、廃棄されるお米を活用した独創的なスクリーン展示を行い、北欧のサステナビリティやミッションを紹介。この展示は高く評価され、「ワールド・エクスポリンピック」のディスプレイ部門で最優秀賞を受賞した。展示の背景についてガイドから説明を受けた皇太子殿下は、その内容に興味津々で耳を傾けられました。

両国間のサステナビリティサミット



10月10日には、関西で初開催となる「スウェーデン・日本 サステナビリティサミット 2025」が実施された。これは日本とスウェーデンのビジネスリーダーたちが集い、循環型ライフスタイルや未来のモビリティなどについて議論する場であった。スウェーデンのエリック・スロットネル大臣や、IKEAのカレン・フルーグ氏などが登壇し、それぞれの取組みについてプレゼンテーションを行った。

特にアーティストによる民族音楽のアレンジパフォーマンスが参加者に深い印象を残し、持続可能な未来に向けた意識が高まりました。

バラエティ豊かなディスカッション



午後からは、国連パビリオンにて高校生やスタートアップ企業とのパネルディスカッションも行われ、新たなアイデアやストーリーが共有された。皇太子殿下は、若者の情熱とコミュニティへの期待を称賛し、持続可能な社会に向けての協力の意義を強調した。

Nordic Arctic Dayと北極圏の未来



10月11日には、「Nordic Arctic Day」が開催され、北欧5か国が集まり、地政学や気候変動に関する国際的な議論が行われた。

ここでは、北極圏における協力の可能性や、未来に向けた持続可能な発展の必要性が訴えられました。

北欧・関西ビジネスアライアンスの発足



この日、北欧5か国の商工会議所は、関西商工会議所連合会とともに「北欧・関西ビジネスアライアンス(NKBA)」を正式に発表した。このアライアンスは、エネルギー、都市デザイン、観光、教育などの分野における持続可能な協働を目指すものです。

終わりに



大阪・関西万博の北欧パビリオンは、展示を超えた国際的な協力の場を提供し続け、地域間のつながりを深める重要な存在であった。この万博を通じて、北欧と日本の双方向の対話が生まれ、多くの新しいプロジェクトとアイデアが触発された。この取り組みは単なるイベントの終了を迎えるのではなく、未来への持続的な関係を築いていく第一歩となることを期待しています。


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