日本の観光業界が進化を遂げる中、訪日客の国籍はますます多様化しています。特に、ホテルやレストランでの多言語対応は、重要なテーマとなっており、多国籍の訪問客にスムーズなコミュニケーションを提供するための取り組みが急務になっています。今回は、宿泊・外食業界向けに開催される「第18回 ホテル・レストラン・ショー&FOODEX JAPAN in 関西 2026」における、株式会社テリロジーサービスウェア(以下、TSW)とポケトーク株式会社の協業についてご紹介します。
このイベントは、2026年の7月22日から24日にかけてインテックス大阪で開催されます。同イベントでは、母国語しか話せない非英語圏の訪日客の対応が求められる中、TSWが展開する「みえる通訳」と、ポケトークが開発した新型AI翻訳機「ポケトーク X」の組み合わせが注目を集めています。TSWは、外国語対応の要件を満たすために、ポケトークと共に訪問客の多様なニーズに応えられるコンセプトを展示します。
まず、「みえる通訳」とは、様々な言語に対応できる通訳オペレーターが待機し、タブレットを通じてスタッフとお客様のコミュニケーションをサポートするサービスです。フランス語やヒンディー語、タイ語など、多様な言語に精通したオペレーターが、声や表情、ジェスチャーを加えることで、より複雑で具体的な会話を円滑に進めます。ホテルでの予約トラブルや宿泊税の説明など、特に難しい対応も得意としています。
一方の「ポケトーク X」は、AIによる即時翻訳が可能な据え置き型の通訳機で、両面にディスプレイを持つため、利用者同士が自然な対話を交わしやすくなっています。特に、受付やクロークなどでのスピーディな会話に適しており、デュアルマイクが周囲の騒音を軽減します。会話の履歴もワンタッチで消去可能であり、プライバシーが守られる設計がされております。
日本政府観光局(JNTO)の調査によれば、2023年5月の訪日客数は355万9,900人に達しているものの、前年同月比で3.6%の減少が見られました。しかしながら、特に韓国、台湾、アメリカ、マレーシアなどの19市場では過去最高の訪日者数を記録しています。この趨勢を受けて、宿泊・外食業界では、多国籍のお客様に対する言語対応が最重要のテーマとされています。
TSWの「みえる通訳」は、顧客が困った際に即座に利用可能なフレキシブルなサービスで、多言語対応をより円滑に進めます。そして、「ポケトーク X」との連携により、スタッフ誰もが多言語に対応できる新たな可能性を提供します。これにより、言語の壁を越えた接客サービスを実現することが期待されます。
今後、これらのサービスがどのように進化し、通訳翻訳市場全体の価値向上につながるか、注視する必要があります。両社のさらなる協力関係が築かれ、宿泊や外食の現場がどのように変わっていくのかが楽しみです。この展示会は、彼らの成果を体験できる貴重な機会であり、業界関係者はもちろん、訪日客にとっても有意義なイベントとなるでしょう。