新技術で挑む手術
2025-08-14 11:34:46

大阪けいさつ病院が最新ロボット手術「ダビンチ5」で胃がん手術を成功!

大阪けいさつ病院で実現した革新的手術



2025年7月23日、大阪市天王寺区の大阪けいさつ病院において、国内初の最新手術支援ロボット「ダビンチ5」を使用した胃がん手術が成功裏に行われました。この手術では、ロボット支援の幽門切除ビルロートⅠ法再建術が実施され、消化器外科主任部長の大森 健医師が執刀しました。この新たな試みは、従来の手術方法に比べ、患者さんにとっても大きな恩恵をもたらすことが期待されています。

ダビンチ5の特徴



新たに導入された「ダビンチ5」は、米国製の手術支援ロボットで、旧モデル「ダビンチXi」を基にした第4世代の最先端技術を駆使しています。ダビンチ5には、特に注目すべきいくつかの機能があります。

1. 手術精度の向上
専用の鉗子を使用するフォースフィードバック機能により、術者は実際に触れているかのような感覚を得られます。これにより、操作精度が飛躍的に向上し、より安全に手術を行うことが可能になります。

2. 効率的な低侵襲手術の実現
150以上の設計改良により、手術のワークフローが効率化され、術者の自律性が向上。これにより手術時間の短縮が期待でき、医師の学習曲線も早くなります。

3. AIによる術後評価と改善
手術データの解析が可能になり、術後の経過や治療方針の最適化に寄与します。

執刀医のコメント



大森 健主任部長は、「このたび日本初のロボット支援幽門切除ビルロートⅠ法再建術を実施しました。手術には高度な技術が必要で、胃の一部を切除した後に消化管をつなぎ直す工程が含まれます。ダビンチ5は約1万倍の処理能力を誇り、触覚を感じられる機能もあります。これにより、安全で精密な手術を提供できるようになりました」と述べています。さらに、同病院ではデュアルコンソールの機能も持ち、複数の医師が同時に操作することも可能。これにより、次世代の外科医育成にも寄与しています。

患者に寄り添った医療を目指して



大阪けいさつ病院は、患者さんにやさしい、安全で質の高い医療を提供するため、新技術や経験を活かし続けています。これからも、最新の技術を取り入れ、外科治療においても革新を追求していく姿勢を見せています。

お問い合わせ情報



手術に関する情報や報道、取材の問い合わせは、大阪けいさつ病院経営企画課広報係までご連絡ください。



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