仕事日のランチ事情を探る！コンビニ利用者の実態とは？

働く現代人にとってランチは欠かせないものですが、選択肢は手作り弁当や飲食店、それともコンビニでしょうか。近年、株式会社永谷園が行った「コンビニランチ」に関する調査によれば、働き手の中でコンビニを利用する人々が実に80%以上を占めています。この数値は、効率を重視するビジネスパーソンのライフスタイルを如実に反映しています。

まず、仕事日でのランチ選択に関する調査結果から目を向けると、最も多かったのは「手作り弁当」を持参する23.4%に対し、コンビニで購入するのは22.3%。この数値には近い差があり、未だにランチは手作りかコンビニかの二択で接戦状態です。一方、仕事の忙しさや外部の影響から「飲食店に行く時間がない」という声も多く、選択を余儀なくされていることが垣間見えます。

続いて、週にどれくらいコンビニを利用するのかという質問には、52.5%が週4日以上、さらに「週3日」も併せると80.5%に達し、コンビニ通いのヘビーユーザーが多いことが明らかになりました。ポイントは、これらの利用者が「一時的な利用者」ではなく、日々のランチにおいてコンビニを利用する習慣が確立されていることです。この背景には、利便性の高さが大きな要因となっています。

利便性に加え、多くの利用者が「時短」を求めています。コンビニの平均滞在時間は5分未満が64.4%となっていて、即座に買って食べるという風潮が強いことが分かります。忙しいビジネスパーソンは、しかしながら多くの場合、選ぶメニューに悩む暇もありません。コンビニランチでよく購入するメニューは「3種類以下」の人が28%を占め、同じものをローテーションしていることが多いことが調査から伺えます。

とはいえ、74%の人々が「じつは食べてみたいお惣菜商品がある」といっています。この意見は、マンネリ化したランチに対する刺激を求める声とも解釈でき、さらなる商品開発や多様化への期待が高まっています。そこで、永谷園が提案するのは「お惣菜商品」を取り入れた新しいランチスタイル。たとえば、セブン‐イレブンのセレクションとして「甘酢肉だんご」や「金の豚角煮」、また「さばの味噌煮」などが挙げられます。これら商品は、調査結果として見えた新たなニーズに応える形として非常に興味深い提案となっています。

また、永谷園は新商品「めし粥（がゆ）」を提供しており、これを主食とした新しいランチペアリングを検討してもらいたいと考えています。高たんぱく＆低カロリーで、様々なお惣菜との相性も非常に良いこの新商品。忙しい日々の中で、気軽に美味しいランチを叶えるための取り組みでしょう。

「昔ながらのランチスタイルに満足するだけでなく、新しい選択肢にも心を開いて、もっと自由に」と永谷園は呼びかけています。週に1～3回コンビニを訪れるビジネスパーソンにとって、こういった新しい試みが、より楽しいランチタイムをもたらしてくれるかもしれません。毎日のランチを少しでも幸せな体験として空間に取り入れ、その積み重ねが豊かさにつながることを願っています。