アートの奇跡
2025-08-19 12:40:31

障がい者アーティストと学生が奏でるアートの奇跡「なくなるかべプロジェクト」

新たなアートが生まれる現場



京都府向日市で進行中の「なくなるかべプロジェクト」は、障がい者アーティストと京都芸術大学の学生が手を組んだユニークなアートプロジェクトです。この取り組みは昨年12月に始まり、企業、大学、福祉施設の連携によって成し遂げられました。プロジェクトは、建築現場の仮囲いをもっと魅力的で心を打たれるものにすることを目指しています。

プロジェクトの背景



このプロジェクトのアイディアは、味気ない工事現場の仮囲いをもっと楽しく、皆が笑顔になれるようなものにしようという想いから始まりました。参加するのは、株式会社稲継工務店、京都芸術大学、ノーサイドSTUDIO、そしてアンドナなど、さまざまな団体です。プロジェクトの真髄は、障がいのあるアーティストがアートを担い、マンガコースの学生たちがデザインを行う点にあります。

プロジェクトが始まった当初、学生たちの多くは「障がいにどう関わればよいかがわからない」「不安を感じる」という正直な心の声を持っていました。ただ、彼らは時間をかけてアートに込められたメッセージに耳を傾け、対話を重ねる中で、新しい関係性を見出していきました。その結果、彼らは支え合うのではなく、お互いを尊重するフラットな関係でのアート制作を実現しました。

「なくなるかべプロジェクト」の名称の由来



プロジェクトの名称は、最初の頃は存在していませんでした。しかし、参加する学生たちが意見を交わしながら進める中で、「物理的な壁だけでなく、社会においてもさまざまな見えない壁を取り除きたい」という意義が生まれ、自然に「なくなるかべプロジェクト」という名前が付けられました。

9月24日お披露目会の開催



このプロジェクトの成果がついにお披露目される日が来ます。日程は9月24日(水)で、仮囲いの完成を祝うお披露目会が予定されています。会場は京都府向日市の切ノ口、時間は12:30から始まり、14:30まで続く予定です。お披露目会では、参加者が集まり、記念撮影が行われるほか、各自の気づきを共有するための活発な対話も行われます。

参加者には、ノーサイドアーティスト、京都芸術大学の学生、そして稲継工務店の社長など、多様な顔ぶれが揃っており、建築業界の新しいチャレンジや、障がいにまつわる様々な視点が語られることでしょう。

今後の展望



「なくなるかべプロジェクト」は、障がい者アーティストと大学生の関係を一新するだけでなく、社会全体にも新たな価値観を提供することを目指しています。アートを通してのコミュニケーションは、様々な壁を乗り越える手助けとなるかもしれません。お披露目会は、その一歩を踏み出す重要な瞬間となることでしょう。

このプロジェクトを通じて、新しいアートの可能性を感じ、地域社会がどのように結びつくかを見守っていきましょう。特に障がいに対する理解が深まることは、平等な社会の実現に向けた大きな進歩です。皆さんも是非、9月24日のお披露目会に足を運んでください。新たなアートの現場に触れ、心動かされる体験が待っています。


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