タイガー魔法瓶が実現する循環経済の新たな一歩
熱制御技術の先駆者、タイガー魔法瓶株式会社(本社:大阪府門真市、社長:菊池嘉聡)は、2025年11月10日より「タイガー リファービッシュ」の販売を開始します。この試みは、廃棄物を減らし持続可能な社会を実現する「サーキュラーエコノミー」の一環として、ジャー炊飯器の「ご泡火炊き」シリーズからスタートします。これは、消費者に新しい選択肢を提供し、環境への配慮に繋がるものです。
取り組みの背景
「世界中に幸せな団らんを広める」という理念のもと、タイガー魔法瓶は100年以上にわたり、誠実なものづくりを追求してきました。なかでも、使用済み製品の回収や再資源化、長期使用の促進、リデュース/アップサイクルの活動は、環境への責任を果たすための大切なステップです。この新しい販売プログラムは、これまでの取り組みをさらに進化させたものといえます。
製品がさまざまな理由で戻ってくることがある中、それらを“廃棄”の選択肢ではなく、再生することで現代のニーズに応える姿勢を貫いています。これにより、消費者は高品質な製品を手頃な価格で手に入れることができ、心地よく長く使用することが可能になります。
タイガー リファービッシュの詳細
販売開始日
タイガー リファービッシュの販売は2025年11月10日から。まずはジャー炊飯器ご泡火炊きシリーズからのスタートです。さまざまな再生プロセスを経て、より良い製品を提供します。
再生プロセス
1.
徹底したクリーニング
製品の内外部を丹念にクリーニングし、汚れやほこりを取り除きます。
2.
部品交換と修理
品質基準を満たさない部品は純正の新品部品に交換し、安心して使用できる製品に仕上げます。
3.
動作・品質チェック
専門の技術者によって動作確認と品質保証テストを行い、製品が再販売基準をクリアしているか確認します。
4.
再梱包
最後の検査を終えた製品は、専用の箱に丁寧に梱包されて消費者の元へ届けられます。
すべての製品は厳格なプロセスを経て出荷され、安全に使用できることが保証されます。また、リファービッシュ品にはA、Bのランク付けがなされ、お得な価格で提供されます。販売ページは2025年11月10日(月)に公開予定です。
循環経済活動の紹介
さらに、タイガー魔法瓶の取り組みには部分的な補修用部品の保管や、廃棄予定の製品を再活用した製品の開発など多彩です。特に、災害時に役立つ「魔法のかまどごはん」は注目されている製品で、電気やガスを使わず、ご飯を炊くことができます。これにより、従来では廃棄されていた部品を有効活用し、さらなる環境への配慮につながっています。
結論
タイガー魔法瓶の「サーキュラーエコノミー」への取り組みは、ただ製品を再生するだけでなく、社会全体の環境意識を変えることを目指しています。この新しい「タイガー リファービッシュ」の販売開始は、持続可能な未来を作る一助となることでしょう。次世代の消費者のために、誠実なものづくりに貢献していく姿勢は、時代を超えて必要とされるものです。今後の取り組みがどのように発展していくか、皆様の注目が高まります。