2026年 さっぽろ雪まつりで会津の誇りを体感
2026年2月に開催されるさっぽろ雪まつり、大通会場の8丁目「雪のHTB広場」では、福島県会津若松市のシンボルである「鶴ヶ城」をテーマにした大雪像が設置されることが決まりました。このイベントは、地域の歴史や文化を深く知る良い機会です。
鶴ヶ城の歴史的背景
会津の象徴とも言える鶴ヶ城は、名将たちが治めた城であり、多くの歴史を語っています。初めての本格的天守閣が築かれたのは文禄2年(1593)で、以来この城は数多くの戦いを経て、難攻不落の名城として知られるようになりました。特に明治時代の戊辰戦争では、新政府軍に対する一か月の猛攻に耐え、武士の誇りを感じさせる場所でもあります。
その後、鶴ヶ城は長い年月を経て昭和40年(1965)に再建され、近年では平成23年(2011)に当時の赤瓦で屋根を覆い直し、現存するお城の中では唯一の赤瓦の天守閣として知られています。来年の令和7年は、鶴ヶ城天守閣の再建から60年の節目を迎えることから、この大雪像は特に意味のある作品になるでしょう。
大雪像制作のこだわり
大雪像「会津 鶴ヶ城」は、独自の「アイスブロック工法」によって制作され、大きさは幅21m、奥行21m、高さ15mという迫力のある仕様です。具体的には、雪で作られた細かいパーツを丁寧に貼り付けることで、城の歴史的ディテールが忠実に再現されます。制作チームは「HTB北海道テレビ」と「陸上自衛隊第18普通科連隊」が共同で行い、なんと3,800人の自衛隊員が1月5日から30日間をかけてこの雪像を作り上げるのです。その情熱と技術力が結集した珠玉の作品をぜひご覧ください。
会津の魅力を楽しむ「会津の宝ブース」
雪まつりでは大雪像の隣に「会津の宝ブース」が設置され、会津の特産品や郷土料理が販売されます。特に福島県は全国新酒鑑評会において金賞を多数受賞しているお酒の産地です。各種のお酒や特産品を通じて、会津の風味を楽しむことができます。
この機会に大雪像だけでなく、会津の文化や歴史についても触れてみませんか?
開催情報
- - 期間: 2026年2月4日(水)~11日(水・祝)
- - 場所: 大通会場8丁目「雪のHTB広場」
会津の誇りとも言える鶴ヶ城の大雪像や特産品に触れ、思い出に残る体験をしてみてはいかがでしょうか。皆様のお越しを心よりお待ちしています。