三島由紀夫朗読公演
2025-03-27 12:48:06

三島由紀夫生誕100年記念朗読公演「近代能楽集」上演決定!

2025年、三島由紀夫生誕100年を迎えるにあたり、朗読公演「近代能楽集」が有楽町朝日ホールで開催されることが決まりました。この公演では、三島が能楽の形式を基に近代劇を創り上げた『邯鄲』と『葵上』の二作品が演じられます。これらの作品は、三島が日本文化に対する考察を深め、日本語の美しさを際立たせる作品群の一部です。

演出を担当するのは、大河内直子氏。彼女は名演出家蜷川幸雄氏のもとで多くの経験を積み重ね、今回の公演では現代の視点から三島の作品を読み解きます。出演者には、朝海ひかる、多和田任益、中尾暢樹、田野聖子、今拓哉、青山達三といった実力派が揃い、圧倒的な物語の力で観客を魅了します。

「近代能楽集」は、三島が能に基づいた文学作品として広く親しまれています。その中で『邯鄲』は、人生の虚しさを問う深いテーマを持っています。物語は次郎という若者が、乳母から贈られた不思議な枕を使って、夢の世界に足を踏み入れる様子を描いています。次郎は夢の中で魅力的な女性たちや老国手との問答を経て、現実の虚しさに直面します。

一方、『葵上』は深夜、病室で夫が病を抱える妻を見舞う場面から始まります。ここでは、美しい過去がよみがえり、既に亡き女性の生霊が夫に迫ります。この物語では、愛と記憶、魔力のような感情の交錯が描かれ、緊張感あふれる演出が期待されます。

公演は2025年5月13日、14日の二日間、有楽町朝日ホールで行われます。入場料は一般8800円、学生5500円です。チケットは2025年4月19日から一般発売が開始され、Webサイトで購入可能です。

三島由紀夫の作品は日本のみならず、世界中で高い評価を受けており、特に戯曲は多くの国で上演されています。彼の作品は、演劇という形を通じて今なお人々に影響を与え続けています。今回の朗読公演は、三島の文学の美しさと深さを再認識する機会となるでしょう。

大河内直子氏の手がける新たな解釈で展開される「近代能楽集」は、観客にとって忘れがたい体験となるでしょう。是非とも、この貴重な機会をお見逃しなく!

【公演概要】
- 日時: 2025年5月13日(火) 18時、14日(水) 13時・17時
- 会場: 有楽町朝日ホール
- 出演: 朝海ひかる、多和田任益、中尾暢樹、田野聖子など
- チケット情報: 一般8800円、学生5500円
- 詳細: 公式サイト



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