新しい避難所のカタチ
2026-01-14 14:45:59

泉大津市が提案する新しい避難所のカタチ:乳幼児・妊産婦向け体験会

泉大津市が提案する新しい避難所のカタチ:乳幼児・妊産婦向け体験会



泉大津市では、災害時に特に配慮が必要とされる乳幼児や妊産婦、その家族への避難支援体制の強化を目指しています。この取り組みとして、市内のホテルを福祉避難所に指定し、実際の避難生活を体験できる「お泊り避難所体験会」を開催します。この企画は、平成7年(1995年)の阪神・淡路大震災から31年目となる令和8年1月17日に行われる予定です。

災害支援の新しい試み



阪神・淡路大震災以降、避難所生活の厳しさや妊産婦・乳幼児への配慮の難しさが指摘されてきました。しかし、福祉避難所の整備は進んでいるにもかかわらず、妊産婦や乳幼児に対する支援が十分に行われていない現状が続いています。授乳、夜泣き、衛生管理など、彼ら特有のニーズに応えるためには、実際にその環境で避難してみることが重要です。

泉大津市では、2022年に「関空泉大津ワシントンホテル」を福祉避難所として指定しました。ここでは、個室が提供され、授乳や夜泣きなどに配慮した滞在が可能になります。また、乳幼児用の備蓄品も充実しており、食品の循環使用に配慮した運営方法を取っています。

実際の体験から浮かび上がる課題



初めて行った宿泊体験会では、参加者からの貴重なフィードバックが得られました。「個室があれば安心だと思っていたが、乳児を寝かしつけるためのスペースが不足していた」という意見や、「想定した環境が必ずしも使いやすくない」といった感想が寄せられました。それを受け、泉大津市では迅速に検証を行い、ベビーベッドの追加など改善を進めています。このように、体験を通じての気づきが、より良い避難環境の構築につながるのです。

体験会の詳細



1月17日から18日にかけて行われる第4回「避難所お泊り体験会」では、さまざまな実践的な内容を体験できます。初日には乳幼児を連れた避難時の注意点から、液体ミルクでの授乳体験、オムツ交換、簡易トイレの使い方など、災害時に役立つ知識を学ぶ機会が設けられています。

夜には、ホテルの客室で宿泊し、翌日は助産師による健康チェックや赤ちゃん心臓マッサージの体験も予定されています。乳幼児用に避難用テントや段ボールを活用した遊び場も設置し、防災グッズに親しむことができる工夫がなされています。

今後の取り組み



泉大津市は「実体験を重ねることで初めて見える課題がある」とし、妊産婦や乳幼児が安心して避難できる体制の構築に向けて取り組みを続けています。今後も、阪神・淡路大震災の教訓を忘れず、平時の子育て支援と災害時の安心をつなぐ先進的な取り組みを進めていく方針です。

開催概要


  • - 日時: 令和8年1月17日(土)14時~1月18日(日)11時頃まで
  • - 場所: 関空泉大津ワシントンホテル
  • - 参加者: 市内妊産婦家族(15組)
  • - 協力企業・団体: 江崎グリコ、ピジョン、大阪府助産師会など

災害に備えるための知識や対策を系統的に学ぶ機会として、是非注目してほしいイベントです。


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