賃貸管理ビジネスの新展開を解説 リログループのM&A戦略とは
2026年8月19日、株式会社船井総合研究所の主催で開催された「第99回経営戦略セミナー経営研究会全国大会2026」では、賃貸管理ビジネスの革新に関する講座が行われました。このセミナーには、業界のリーダーたちが集結し、最新の情報やトレンドを共有する場でもありました。
M&Aを通じた共存共栄
この講座に登壇したのは、株式会社リログループの執行役員である戸橋謙造氏です。彼が発表した内容は、「全国72社で管理戸数12万戸超の体制を支える共存共栄型の事業承継について」。リログループは、地域密着型の企業を多数グループに取り込むことで、各社の強みを活かしつつ、法人格を維持するという新しいM&Aの形を模索しています。
企業文化の継承
戸橋氏は、地域の企業が持つ実績や文化を重んじ、業務の効率性だけでなく、企業文化の継承にも重きを置いていることを強調しました。例えば、リログループでは新たに参加した企業においても、既存の従業員が中心となる体制を維持しています。このアプローチは、M&Aへの不安を軽減し、スムーズな統合を促進する効果が期待されます。
M&Aの実績と展望
講演では、戸橋氏がM&Aの実績についても語りました。彼が担当者として関与して以降、リログループには不動産関連の43社がグループ入りし、業界内での存在感を高めています。しかし、M&Aを進めるためには譲渡企業の案件を見つける必要があるため、戸橋氏はM&Aアドバイザーや金融機関と密に連携し情報の収集を続けています。これにより、企業間の信頼関係を築き、案件の舞い込みが増えたとのことでした。
参加者とのディスカッション
後半の討論では、M&Aを始めるにあたって考慮すべき事項について参加者同士で意見交換が行われました。「目的を明確にすること」と「成功の基準を設定すること」が鍵となることが再認識され、具体的な事例を通じて話し合われました。特に、M&Aの目的が不明確であれば、アドバイザーに正確なニーズを伝えることが難しくなるため、戦略的な計画が不可欠であると戸橋氏は強調しました。
次回の活動
今回のセミナーは参加者からも高い評価を得ており、次回の賃貸管理ビジネス研究会の開催が楽しみです。次回は2026年12月11日に予定されており、さらなる情報共有とスキルアップの機会が提供されることでしょう。
リログループのM&A戦略は、ただの企業合併ではなく、共存共栄という理念をもって成長し続けています。今後の展開に注目していきたいところです。