DJの新しい実力派ツール「rekordbox」とDropboxのコラボ事例
音楽制作やDJパフォーマンスに必要なツールは時代とともに進化し続けています。その中で、AlphaThetaが提供するDJアプリケーション「rekordbox」が特に注目を集めていることをご存知でしょうか。そして、Dropboxとの協業によって、その機能はさらに使いやすく進化しています。本記事では、DJアプリrekordboxの機能と、Dropboxとの連携による効果を、実際に使用しているアーティストたちの事例を交えて詳しくお伝えします。
rekordboxとは
rekordboxは、DJに必要な楽曲の解析や設定、さらにはパフォーマンスの履歴を活用した次のプレイリスト作成まで、あらゆるプロセスを一元管理できるアプリです。2009年に登場して以来、ファイルミュージック時代におけるDJスタイルを支えてきたこのアプリは、サブスクリプション型のツールとして、多くのDJに愛用されています。
特に、プロフェッショナルプランでは5TBのDropboxクラウドストレージが加わり、完成した楽曲や制作中のビデオ、SNS用の素材など、様々なファイルの保管が可能です。これにより、音楽制作からパフォーマンス、そしてファイルの共有に至るまでを一つのプラットフォームで行うことができるようになりました。
Dropboxの役割
Dropboxはただのストレージではなく、音楽制作を支える強力なプラットフォームとなります。特に評価されているのが、Dropbox Replayというプロジェクト管理ツール。このツールは、音源や映像などの大容量ファイルを扱うチームにとって、効率的で迅速なフィードバックを可能にします。特に、複数人での共同作業においては、コメントやマーカーをリアルタイムで確認できる活用法が重宝されています。
アーティストたちの実際の声
TREKKIE TRAXのアーティスト、Seimei氏とCarpainter氏は、長年にわたりrekordboxを使用してきました。彼らは「rekordboxがないと困ってしまう」と口を揃え、その利便性とパフォーマンス向上の効果を語ります。
機能の魅力
Seimei氏は、rekordboxが提供する便利な機能、特に曲の組み合わせを新たに発見できる点が魅力であると語ります。特に、SYNC機能によって選曲に集中できる時間が増え、パフォーマンスのクオリティも向上したとのことです。「DJはテンポを合わせるスキルが重要だと思っていましたが、今はその考えが変わりました」とSeimei氏は言います。
Carpainter氏も、プレイリスト機能を利用して楽曲を効率良く整理し、容量の圧迫を防ぐ策を講じています。「rekordboxでは、同じ曲を異なるプレイリストに入れても一つのデータとして管理されるので、本当に便利です。」
柔軟な楽曲管理
このアプリは、さまざまな検索方法やタグ付け機能を活用することができ、2万曲以上の楽曲を持つ彼らにとっても楽曲管理が容易になったといいます。さらに、キー解析機能を活用することで、今まで想像もしなかったジャンルの組み合わせを見出すことができたそうです。
Dropboxとの連携が生む新たな可能性
Dropboxとのコラボレーションによって、Seimei氏とCarpainter氏はデータの安全性と効率性を享受しています。「設定さえすれば、再生リストや楽曲データがすぐにクラウドにバックアップされるのは、安心感が全く違う」とCarpainter氏は語ります。
特に、Dropbox Replayを使用することで、事前にDJセットについてのフィードバックが容易になり、時間に縛られることなく意見交換ができるようになったと言います。
海外アーティストとの連携もスムーズに
さらに、海外のアーティストとのコラボレーションにもDropboxは強力な味方となっています。楽曲データをストリーミングで確認できるため、メンバーがそれぞれのペースでフィードバックしあえるのは、効率の良い作業環境を提供しています。
まとめ
DJ業界や音楽制作の現場で、rekordboxとDropboxのタッグは革新をもたらしています。これまでのDJツールの枠を越え、音楽制作のあらゆる過程を効率的に行えるこの新しいプラットフォームは、今後さらに多くのDJやアーティストに利用されていくことでしょう。音楽シーンにおける彼らの活躍から目が離せません。