DIO woodcoreの魅力
2025-04-30 13:41:01

新素材『DIO woodcore』、北米市場進出へ向けた量産体制を目指す

大建工業が新たな木質ボードのプロトタイプを発表



大阪市北区に本社を置く大建工業株式会社は、新たな木質ボード『DIO woodcore』のプロトタイプを完成させ、その正式発表を行いました。この新素材は、北米市場での需要を見越して開発されたもので、2026年4月の生産開始を目指しています。強度と持続可能性を特長とする『DIO woodcore』は、合板と同程度の高い曲げ強度やねじ保持力を持ちながら、表面が滑らかであることも大きな魅力です。

『DIO woodcore』の特長と用途



『DIO woodcore』はカナダ産の原材料を使用し、持続可能性を重視した地産地消型の木質ボードです。用途としては、まず床材基材を想定しており、今後さらなる展開も検討される予定です。具体的には、合板の代替品としての機能や、優れた寸法安定性と剛性を兼ね備えた素材として、幅広い用途が期待されています。

参加予定の80周年記念フェア



新素材の発表に合わせて、2025年に東京と大阪で行われる「80周年記念フェア」にも展示される予定です。特にこのフェアは、日本国内での『DIO woodcore』初披露の場となるため、多くの来場者にこの新しい技術をご覧いただきたいと計画しています。

  • - フェア日時と会場
- 東京会場:2025年6月4・5日 10:00~17:00@東京国際フォーラム
- 大阪会場:2025年7月9・10日 10:00~17:00@グランキューブ大阪(大阪府立国際会議場)

世界最大の木質素材市場への挑戦



国内新築住宅市場が縮小する中で、大建工業は海外市場への拡大を目指しています。その中でも特に北米エリアは、木造住宅の需要が高く、安定した市場とされています。北米市場向けにMDFや他の木質素材を販売する中、DNAL社(DAIKEN North America Ltd.)を通じて新たな展開も進めています。

近年、大建工業はカナダの単板工場CIPA社や米国のLVL工場PWT社を子会社化し、北米市場への進出を本格化。DNAL社は、その成果として新たな木質ボード『DIO woodcore』を開発しました。本製品は、低圧メラミン化粧板の製造を行うと共に、実用性を検証するための試作を重ねてきました。

媒体での評価と今後の展開



アメリカで開催された木質フローリング行业最大級の展示会「NWFA Expo」では、『DIO woodcore』を利用した床材サンプルが展示され、強度や耐水性、サステナビリティが高く評価されました。これらの好評を受けて、今後ももっと多くの場で『DIO woodcore』の認知度を高め、量産体制の確立を進めていく予定です。

この新しい木質ボードは、持続可能で、かつ優れた性能を持つ製品として、さらなる可能性を秘めています。大建工業の今後の展開にも注目です。


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