かつお節ワークショップ
2025-12-01 15:52:36

次世代にかつお節の魅力を伝えるワークショップの成功

次世代にかつお節の魅力を伝えるワークショップの成功



2025年11月16日(日)、大阪の立命館大学にて、ヤマキ株式会社と複数の大学が共同で『かつお節ワークショップ』を開催しました。この取り組みは、イノベーション創出を目的とした立命館大学の『EDGE+Rプログラム』の一環として行われたもので、38名の学生が参加しました。このワークショップのテーマは「かつお節・だしの価値・魅力を未来へ伝えるアイデアを共創」。多くの大学の学生が集まり、かつお節の新たな魅力を発見し、未来の食文化に結びつくアイデアを生み出しました。

実施背景



ヤマキと立命館大学は、2022年度から『EDGE+Rプログラム』の一環として、毎年このワークショップを実施しています。日本の食文化を代表するかつお節に注目し、調理科学とシステムデザインの手法を組み合わせることで、次世代の創造力を育むことが目指されています。今回のワークショップでは、立命館大学だけでなく、武庫川女子大学、早稲田大学、さらには大阪公立大学や近畿大学、京都芸術大学の学生も参加し、前年を上回る規模となりました。

ワークショップの概要



ワークショップは講義とグループワークの二部構成で実施されました。講義では、ヤマキの社員や専門家が登壇し、かつお節やだしの魅力、科学的な役割、アイデア創出に必要な思考法について解説しました。特に注目されたのは、五感を通じて学ぶ「かつお節削り体験」です。参加者たちは削りたてのかつお節の香りや味を楽しみ、その魅力を実感しました。

各講義のポイント



  • - 講義Part.1: ヤマキの広報活動や持続可能な開発目標(SDGs)に関連するかつお節の魅力を紹介しました。
  • - 講義Part.2: 武庫川女子大学の本田講師が、だしやかつお節がどのように料理の働きを担うかを科学的に分析しました。
  • - 講義Part.3: 早稲田大学の野中教授が、システムデザイン思考の基本を解説し、参加者に多面的な視点を持つことの重要性を伝えました。

その後は、グループワークに移行。7つのグループに分かれた学生達は、ターゲットや生活者のインサイトを基にしたアイデアを具体化しました。最終的には、スキット形式での発表を行い、各グループがフィードバックを受けました。

ワークショップの様子



「かつお節削り体験」では、参加者から「削りたては全然違う」「香りがすごい」といった声が多数上がり、五感を通じてかつお節の魅力を体感する瞬間が訪れました。また、グループワークでは大学生ならではの自在な発想が多く見られ、たんぱく質の豊富さや減塩という機能性についても議論が盛り上がりました。そこから生まれたアイデアは、日常のコミュニケーションや食シーンにおける発想を考慮したものが多く、制約を超えた新たな視点を得ることができました。

講師のコメント



本田智巳講師は、「かつお節を素材に、その機能や魅力を科学的に見直すことができ、学生のアイデア形成に寄与できた」と述べました。野中朋美教授は、「カツオ節とだしの価値を未来に向けて再設計するための手法を学生たちが身につけることができた」と期待を込めました。

立命館大学『EDGE+Rプログラム』について



このプログラムは、プロジェクトベースの学習を通じて、新たな価値を生み出す体験を提供、自立したチーム活動によって理論と実践を融合させ、多様な価値創造に挑戦しています。

かつお節の魅力を広める「ヤマキ かつお節プラス」



ヤマキでは、生活者にかつお節の価値を広めるための取り組みとして、「ヤマキ かつお節プラス」を展開しています。かつお節を生活にプラスすることで、日常生活をより豊かにする提案を行っています。詳細はヤマキのウェブサイトで確認できます。


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