新しい醸造酒登場
2025-12-11 11:51:41

全国初!国産大麦100%の新しい醸造酒が12月11日登場

新たな境地を切り拓く《800 大麦〈天盃〉》



2025年12月11日、現代の日本酒技術を基盤にした新たな醸造酒《800 大麦〈天盃〉》が登場します。この酒は、京都に本社を置く株式会社Linné(リンネ)と福岡県の本格焼酎蔵株式会社天盃(てんぱい)が共同で開発したもので、国産大麦を100%使用しています。これにより、現在の日本酒の世界に新たな一石を投じる試みとなっています。

ビールやウイスキーが主流の大麦に注目



大麦は、世界中で非常に親しまれている原材料で、ビールやウイスキーなどさまざまな飲料に用いられています。それゆえ、大麦は「世界のスタンダード素材」とも呼ばれています。このプロジェクトでは、大麦の持つ可能性に注目し、麹を通じてその魅力を引き出すことで、新しい食文化の創造を目指しています。

醸造の過程とその魅力



《800 大麦〈天盃〉》は、長年にわたって大麦を扱ってきた天盃の知見をもとに、白麹を用いた発酵技術で醸造されています。これにより、軽やかな酸味と繊細な甘みが美しく調和し、バランスの取れた味わいが実現しました。

※多層的な味わい



この酒を口に含むと、まずスミレやラズベリーを思わせるエレガントな香りが立ち上り、次に口の中で白麹のクリアな酸味と甘みが広がります。中盤からは大麦特有の芳醇な旨みが感じられ、テクスチャーに深みと複雑さが加わります。最後には長い余韻が残り、飲んだ人に満足感を与える味わいに仕上げられています。

大麦の魅力を引き出す精麦



今回使用された大麦は、九州地方で育まれた「はるか二条」という品種です。これは特に大麦の風味を引き出す特性があり、品質が高いことで知られています。福岡県から佐賀県にかけての穀倉地帯で育てられたこの大麦は、焼酎造りにも適した素材です。天盃は、この「はるか二条」を高精白にしたものを特注し、醸造に活用しています。

醸造の革新



LINNÉおよび天盃の独自の技術により、《800 大麦〈天盃〉》は添加物や薬品を一切使わず、ナチュラルに醸造されています。この試みは、現代日本酒技術を活用した世界初のアプローチであり、今後の酒造りに新たな可能性をもたらすものと期待されています。

原料米不足という時代背景



現在、日本酒業界では原料米の価格高騰と収量不足が大きな課題とされています。この現状を受けて、LINNÉと天盃は多素材の麹を用いた新たなアプローチに取り組むことが重要であると考え、《800 大麦〈天盃〉》の開発に至りました。これにより、原料の多様化に成功し、今後の酒造りにおける持続可能性を再構築する転機となるでしょう。

新たな食文化づくりに貢献



この新しい醸造酒は、国内外の高級レストランや飲食店でも提案され、新しい食のペアリングを生み出すことが期待されています。また、海外への輸出もすでに確定しており、世界に向けた展開を進める力強い一歩として注目されています。

購入方法



《800 大麦〈天盃〉》の一般販売は、2025年12月11日から開始され、特に限定的な発売のため、早めの購入をおすすめします。詳しい情報や購入方法については、天盃のオンラインショップをご覧ください。

まとめ



肉、魚、野菜など、様々な料理との相性を楽しむ新たな風味を提供する《800 大麦〈天盃〉》。現代の日本酒技術に裏打ちされたこの新しい挑戦が、日本の飲み文化をどのように進化させていくのか、注目が集まるところです。ぜひ、みなさんもこの独特の味わいを体験してみてください。


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