唐津市海青中学校でのプラスチックリサイクルワークショップ
2025年9月25日、NPO法人唐津Farm&Foodが主催したワークショップが、唐津市の海青中学校で開催されました。このワークショップに参加したのは、同校の1年生52人。彼らはプラスチック資源循環の重要性を学び、実際にアップサイクルを体験しました。
プラスチック資源循環の学び
生徒たちは、約8000個、20kgにも及ぶペットボトルキャップを回収し、それらを洗浄・色分けしました。このプロセスを経て、海の生き物や地元唐津の象徴である松をモチーフにしたオリジナルキーホルダーを制作しました。実際に物を作ることで、彼らはリサイクルの意義を体感しました。
当日は校長先生も参加し、会場は大いに盛り上がりました。生徒たちの成果物は一つ一つが自分たちの思いや考えを反映したもので、それぞれのキーホルダーが地域の魅力を伝えています。
環境教育の継続性
このクラスの生徒たちは、小学校時代からビーチクリーンや海洋教育に積極的に取り組んできた経歴があります。彼らの学びは、地域全体での持続可能な教育の連携の結果として評価されるでしょう。生徒たちは、小学校から続けてきた活動を中学校へと引き継ぎ、環境意識をさらに深めています。
大阪・関西万博とのコラボレーション
また、ワークショップでは大阪・関西万博で上映されたアニメ『おとーしゃ』を鑑賞し、生徒たちは実際にデジタル波絵馬に自分たちの環境への願いを込めました。このような体験を通じて、地域の環境問題と世界規模の課題がどのように繋がるのかを実感できたのです。
生徒たちの学び
このワークショップから、以下のような重要な学びが得られました。
- - ごみを資源に変える循環の力を理解すること。
- - 自然や文化を未来に生かすことの大切さを学ぶこと。
- - 環境教育(ESD)の実践を通じて生物多様性の重要性を体得すること。
生徒たちは、実際に自分たちでリサイクルを経験することで、資源循環の大切さを感じることができました。そして、この活動を通じて得た知識を活かし、持続可能な社会の実現に向けて考えるきっかけとなっています。
今後の展望
制作したアップサイクルキーホルダーは、2025年10月26日に唐津市海青中学校で開催される文化祭で展示される予定です。この展示は、地域の自然や文化を題材としており、生徒たちの想いを訪れる人々に伝えます。この活動を通じて、さらなる環境意識の高まりが期待されます。
唐津市海青中学校の生徒たちは、地域に根ざした環境教育を受け取りつつ、持続可能な未来を築くために日々努力を重ねています。