時代を越えるチェロの響き！北嶋愛季の演奏会が開催

時を超える音楽の世界へ

2025年4月、愛知県江南市と千葉県浦安市で、注目のチェロ演奏家北嶋愛季が「バロックチェロ×モダンチェロ２台チェロによる独奏演奏会」を開催します。この演奏会では、バロック時代から現代にかけての多彩な音楽をチェロの二重奏で楽しむことができます。

北嶋愛季の魅力

北嶋愛季は、バロックチェロとモダンチェロの両方に精通している希少な才能を持ったチェリストです。新しい作品の初演に積極的に挑戦しており、作曲家との対話を通じて作品を生み出しています。注目のプログラムには、J.S.バッハの「無伴奏チェロ組曲第3番ハ長調」に加え、山本和智、向井響、中野宏紀による委嘱初演作品が含まれています。このような現代音楽の組み合わせは、時代を超えた音楽の対話を生み出します。

演奏会の見どころ

特に注目すべきは、現代作品の数々です。山本和智の『Mute Master』や、向井響の『この信仰を、君にEntrust the faith to you』、中野宏紀の『Parasomnia』（2024年改訂版初演）など、最新鋭の作品が演奏されます。さらに、H.ラーケンマンの『Pression』やL.ベリオの『Sequenza XIV』といった名作も取り上げられるため、伝統的なバロックの響きと現代音楽の革新が交錯する特別な体験が得られるでしょう。

レクチャーコンサートも併催

演奏会の前日には、作曲家の山本和智によるレクチャーコンサート「歴史の中の音楽～1894年から現代まで～」が開催されます。このガイドセッションでは、音楽の変遷やその背後にある歴史的な出来事について深く掘り下げます。特に北嶋愛季の演奏が絡むことで、より多角的な音楽体験が期待されます。

音楽への理解を深め、翌日の演奏会をより楽しむためには、このレクチャーコンサートが非常に有効です。音楽の聴こえ方が新たな次元に変わるかもしれません。