創業50年の歴史を誇る亀有の立ち食いそば屋「鈴しげ」を訪ねて

亀有の老舗立ち食いそば屋「鈴しげ」を探訪

東京都葛飾区亀有といえば、人気漫画「こちら葛飾区亀有公園前派出所」の舞台として知られる町です。この地を訪れたのは、お笑いコンビ「ドランクドラゴン」の塚地武雅さん。彼は「ふらっと立ち食いそば」と題した番組で、町の魅力とともに美味しい立ち食いそばを堪能します。そこで彼が訪れたのが、創業50年を迎える「鈴しげ」です。

常連に愛される家族経営の店

「鈴しげ」は、地域の人々に愛され続けてきた家族経営の立ち食いそば屋です。塚地さんいわく、「ここは本当に人情たっぷりの店」。小学生の頃から通う常連客や、週に数回訪れるビジネスマンたちにとって、ちょうどいい味と温かみを提供しています。

店主と家族による温かい接客も、長年の愛される理由の一つです。お客さんとのコミュニケーションを大切にし、彼らの思い出に寄り添う姿勢が感じられます。常連客のひとりは「鈴しげのそばを食べると、子供のころの味を思い出す」と語り、その思い出の一杯はまさに特別な存在です。

こだわりの揚げ物

「鈴しげ」の人気メニューは、天ぷらや揚げ物です。特に、ふわっとした食感のアジ天や新鮮な季節の天ぷらが評判です。その秘密は、丁寧な下ごしらえにあります。店主がピンセットを使って小骨を丁寧に取り除き、ゲソの皮を綺麗に剥く姿を、塚地さんも感心して見入っている様子。

塚地さんはアジ天を頬張り、「サクっとした後にふわっと口の中で広がるこの味！本当に小骨がない」と大絶賛。下処理の重要性を体感し、長年受け継がれる技術の高さに驚かされました。

亀有の隠れた名店・鈴しげ

「鈴しげ」の魅力は、その料理だけにとどまりません。昭和レトロな雰囲気が漂う店内は、訪れるお客を温かく迎えてくれます。ついつい長居してしまう居心地の良さも、常連客が増える理由です。塚地さんも、「最高の贈り物」とあって、思わず笑顔になりながら食事を楽しんでいました。

また、商店街の一角に位置するこのお店は、亀有食品市場にも近く、昭和の時代を感じる雰囲気が魅力。訪れる人々は、商店街の賑わいとともに「鈴しげ」での味わいを楽しみ、その後の散策にも心が躍ります。