未来の建築士を育む『こども建築塾』初卒業式の様子
2026年3月20日、株式会社類設計室が運営する『こども建築塾』は、開講から3年目を迎えた記念すべき初の卒業式を開催しました。この日、1期生として参加した13名の子どもたちに対し、彼らの努力を認める「こども建築士」の特別認定が授与されました。
卒業式のハイライト
この卒業式は、子どもたちが自身の成長を振り返る素晴らしい機会となりました。生徒たちは「一番自分が変化した瞬間」についてのエピソードを語り、今後の目標への意気込みを発表しました。
例えば、ある生徒は「デザインに興味はあったが、建築には無関心だった。しかし、こども建築塾に通って仲間と協力しながら建物を作り上げる喜びに目覚めた」と語りました。別の生徒は、建築の基礎知識がなかったところから、図面やパースが描けるようになった成長を実感し、自信を持てるようになったと話しました。
さらに、建築に対する印象の変化にも触れ、以前は机に向かう孤独な作業と思っていたが、仲間との協力によって建築の仕事の魅力を知ることができたと述べました。これらの発表は、保護者や講師たちにも感動を与えました。
発表の様子と授与の意義
卒業式では、生徒たちが自身の3年間の学びをまとめたポートフォリオを用い、オーディエンスの前で発表しました。彼らはその中で、一番心に残った出来事や成し遂げたことを披露し、成長を皆で分かち合いました。
授与式では、同塾の初期から講師を務めた佐藤賢志からのメッセージが印象的でした。「誰しも、すべてがうまくいくわけではありません。しかし、その中で挑戦し続ける気持ちを忘れずに、夢へ向かって歩んでほしい」と激励の言葉があり、卒業生たちにとって心に残る瞬間となりました。
こども建築塾のこれまでの歩み
『こども建築塾』は、設立から約3700名が参加し、90%以上の満足度を誇るプログラムです。多彩なカリキュラムには、模型制作や物件の見学、スケッチ講座などがあり、リアルな体験を通じて建築の楽しさを学ぶことができる環境が整っています。また、2023年より東京でも開講し、300名以上の参加者を迎え入れています。
この教育事業は、急速な少子化や人手不足、デジタル人材の育成の必要性に応えるために立ち上げられました。特に、現代の建築業界では70%以上が50代以上という現状に対抗し、子どもたちに建築の魅力を伝え次世代の建築士を育てることが重要視されています。
新しい学びを楽しむ
『こども建築塾』のカリキュラムは、ただの座学に留まらず、実際に手を動かすことを重視しています。粘土や紙を使った模型作り、身近なものを測る活動や、自然の中でのハウス設計など、子どもたちは多様な体験を通じて建築への理解を深めていきます。
未来への期待
この様なユニークなカリキュラムと経験を通して、こどもたちは自らの可能性に気づき、成長を続けていくことでしょう。今回の卒業式は、彼らの新たなスタートを象徴し、未来の建築界を担う人材の誕生を見守る大きな一歩となりました。今後の彼らの活躍に、期待が寄せられています。