自分を選ぶ力を育てるキャリアデザインプログラム
大阪市に拠点を置く「ジンジブ」は、星槎国際高等学校 八王子学習センター(以下、「星槎」)および一般社団法人ハッシャダイソーシャルと共同で、通信制高校生の進路選択の力を育む年間キャリアデザインプログラムを2026年4月より実施する予定です。この取り組みは、生徒たちに自己決定力を養い、多様な進路選択を可能にすることを目指しています。
プログラムの背景と目的
日本の通信制高校には2024年度で約29万人の生徒が在籍しています。その一方で、卒業後に進路を決められない生徒の割合が全国的に約26%に上るという課題があります。このような進路未決定や早期退学、離職といった事例は指摘されており、特に「進路を決めたはずなのにうまくいかない」という現象が多く見受けられます。
この課題の一因として、情報不足だけではなく、外部との接点が少ないことや心理的サポートが優先され、進路指導が手薄になっていることが挙げられます。そんな中、ジンジブ、星槎、ハッシャダイソーシャルの三者は、生徒に対して自己決定力を育成することに注力することにしました。
プログラム内容
本プログラムは年間を通じて展開され、選択授業として全50コマ・年間25回のセッションが計画されています。これにより、参加生徒が実際の社会と接触し、様々な選択を重ねる場を設けます。また体験型イベントも実施され、生徒は社会での経験を通じて自分について深く考える機会が提供されます。
具体的なプログラム内容
- - 自己分析サーベイ:自己の興味や価値観を整理し、進路や働き方を考える土台を作ります。
- - ジョブドラフトNavi:高校生向けの就職情報サービスを利用して、様々な企業や仕事内容を知る機会を提供します。
- - ジョブドラフトFes:高校生と企業が直接対話する機会を設け、実際の仕事の雰囲気を体験できます。
- - キャリア教育プログラム:社会人との対話を通じて、生徒が「自分はどう生きたいか」を考えるきっかけを作ります。
- - 個別伴走支援:生徒一人ひとりと対話を通じて、進路に関する悩みを整理し、支援します。
- - 企業体験機会:実際の社会での体験を通じて、進路について考える材料を増やします。
3者の役割
- - 星槎国際高等学校:生徒の理解を深め、心理的アプローチや社会スキル向上に取り組みます。
- - ハッシャダイソーシャル:キャリア教育や社会との接点を作り、生徒が自分自身の進路を考える支援を行います。
- - ジンジブ:高卒採用の情報提供を行い、社会との接点を創出します。
期待される成果
このプログラムは、単なる進路決定だけでなく、生徒自身が自らの人生をどうデザインしていくかを考える力を育てることを目指しています。各者の強みを生かした連携により、生徒たちに新たな選択肢を提供し、将来的にはこうした取り組みが他の学校にも広がることを期待しています。
コメント
- - 星槎国際高等学校の尾﨑修一様は、「子どもたちが自分の可能性を広げられる授業を目指している」と述べています。
- - ハッシャダイソーシャルの森本瑛様は「出会いや体験が進路の選択肢を広げる」との考えを示しています。
- - ジンジブの星野圭美様は「生徒が社会と接点を持つことが重要」と語り、プログラムの意義を強調しました。
このような新たな取り組みが、通信制高校生の「自分で選ぶ力」を育むことにつながることを心より願います。