水と植物で変革
2025-04-28 00:00:30

岡山大学と信州大学が連携し水と植物エネルギーで社会変革を目指す

岡山大学と信州大学が連携し水と植物エネルギーで社会変革を目指す



2025年3月17日、岡山大学と信州大学は、地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)連携シンポジウムを津島キャンパスで開催しました。このシンポジウムには100人以上が参加し、水と光エネルギーをテーマにした先端研究についての発表が行われ、両大学の継続的な協力の重要性が強調されました。

新たな連携の姿


このシンポジウムは、研究分野の融合を図るための場であり、岡山大学の「植物・光エネルギー」と信州大学の「水」との親和性を生かして、さらなる研究力の向上を目指しました。「クロス・アポイントメント制度」を導入し、両大学間での共同研究を進めることが、地域と地球の未来を共創する鍵となると期待されています。

研究発表の内容


シンポジウムでは、岡山大学の仁科勇太教授が「ナノカーボン×サーキュラーエコノミー × 岡山大学J-PEAKS:長期ビジョン2050」について発表。革新的な炭素材料の開発がどのようにJ-PEAKSに貢献するのかを解説しました。

また、山方啓教授は「光でつくる未来のエネルギー」について、水と光から水素を生成する光触媒の可能性を示し、不純物や欠陥を管理することでその活性を高める方法を説明しました。

一方、信州大学の手嶋勝弥教授は、安全な水の生成に向けた実証実験とロボットラボの整備について発表。久富隆史教授は、グリーン水素製造に向けた取り組みを紹介し、ガス輸送の安全性についても注目すべき点が多くあると述べました。

大学間の協力と未来への挑戦


シンポジウムでは、両大学が互いの取り組みを学び合う姿勢が重要であることが確認されました。岡山大学の河本雅紀課長は、「社会と大学の変革を実現させる岡山大学の挑戦」という内容で、意思決定支援の重要性を強調しました。信州大学からは、土井達也准教授がアクア・リジェネレーション機構のグローバル拠点化に向けた取り組みを発表し、研究支援の体制整備についての知見を共有しました。

未来を見据えた活動


シンポジウムの最後には、名古屋大学の藤巻朗副総長がオンラインで登壇し、両大学のビジョンへの理解を深める必要性や今後のさらなる発展について期待を表明しました。J-PEAKS事業は、国全体の研究力を向上させるための重要な支援事業と位置付けられており、これからも地域社会と地球の未来に寄与する研究の推進が期待されています。

このような取り組みは、岡山大学と信州大学が共同で持続可能な開発目標(SDGs)を支えるための大きな一歩として位置付けられています。今後の研究結果とその応用に対する期待が高まります。


画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

関連リンク

サードペディア百科事典: 岡山大学 J-PEAKS 信州大学

トピックス(その他)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。