岡山大学の研究シナジー
2025-04-08 06:29:20

岡山大学が新たな研究推進と地域連携を目指すシナジーセッションを開催

岡山大学が推進する研究連携の新たなステージ



2025年3月21日、岡山大学の津島キャンパスでは「第3回岡山大学地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)シナジーセッション」が開催されました。このセッションにはオンラインと対面で合わせて80人以上の参加者が集まり、日本の研究界における新たな可能性を探る貴重な機会となりました。

今回のセッションでは、2024年2月に中国・四国地域に初めて設置される予定のクライオ電子顕微鏡と、翌年の導入予定のクライオトモグラフィーを中心に、関連研究分野の進展を目指しました。主催者である岡山大学は、特に機器の共用化や地域を超えた研究者間の連携強化が重要であると強調しています。

那須学長のビジョン



開会に先立ち、那須保友学長からのビデオメッセージが放映されました。学長は、岡山大学の長期ビジョン2050を基に、研究基盤の強化や学術ネットワークの構築の重要性を述べました。この取り組みは、岡山大学だけでなく、日本全体の研究力向上に貢献するものとされています。

技術の進展とこれからの展望



セッションの中で、研究・イノベーション共創管理統括部の河本雅紀課長が、J-PEAKS事業に関する詳細を説明しました。特に、技術者と研究機器が一体となって運用される「人機一体」の研究基盤の重要性が強調されました。続いて、クライオ電子顕微鏡の利用法を紹介した沼本修孝准教授が、施設の概要やサポート体制に言及しました。

産学の連携と研究者の講演



その後、名古屋大学や九州大学、東北大学の研究者が講演を行いました。各自がクライオ電子顕微鏡を駆使した研究の成果や今後の可能性について発表し、参加者間で活発な意見交換が行われました。特に、産学協力の重要性が指摘され、製薬企業における電顕の活用法についても議論されました。

岡山大学の未来に期待



閉会際には、研究・イノベーション共創機構の原田大作副機構長が挨拶し、今後の岡山大学の取り組みについて期待を募らせました。佐藤法仁副理事長・副学長は、研究基盤を整備することが単なる機器の導入にとどまらず、社会に変革をもたらすための鍵であると述べています。岡山大学はこれからも地域やさまざまなステークホルダーと共に、持続可能な研究の実現を目指していくでしょう。

終わりに



最新の研究機器の導入と、それに基づく研究者の交流は、岡山大学がアカデミアの枠を超えた新たな価値を創出する基盤となります。この取り組みがどのように地域社会や国全体に影響を与えるのか、今後の展開に注目です。


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