日本の食文化の魅力を体験!テーブルクロスと大阪ガスが連携
訪日外国人向けの料理体験プログラムが、大阪に新たに誕生しました。株式会社テーブルクロスと大阪ガス株式会社が手を組み、「食に関するインバウンド需要を取り込むビジネス構築支援」のための業務委託契約を締結しました。この連携によって、訪日外国人が日本の豊かな食文化を直接体験できる料理教室が始まります。
持続可能なビジネスモデルの構築
近年、日本の伝統的な食文化が国際的に注目されている中、特に「和食」がユネスコの無形文化遺産に登録されたことが影響しています。訪日外国人は、ただ美味しい日本食を味わうだけでなく、実際に自分の手で料理を作ることにも強い興味を持っており、料理教室や食体験プログラムに対する需要が高まっています。寿司やラーメンといった人気メニューに加えて、ヴィーガン料理や発酵食品を用いた料理への関心が高まっています。
今後、2025年の日本国際博覧会の開催を控え、訪日外国人はますます増えることが予想されます。これを機に、関西エリアでの新しい食体験を創出し、日本の伝統的な食文化を海外へと発信していくことが、テーブルクロスと大阪ガスの目指すところです。
料理教室の開催と内容
本連携の一環として、試行的なプロジェクトとして11月21日から料理教室の開催を予定しています。この教室では、テーブルクロスのグローバルな視点と、大阪ガスの料理教室運営のノウハウを活かし、訪日外国人が気軽に参加できる環境を整える予定です。
教室では、「たこ焼き」や「お好み焼き」、「寿司」、「ラーメン」といった日本を代表する料理を、プロの講師の指導のもと、参加者が一から楽しみながら調理することができます。また、グルテンフリーやヴィーガン対応のメニューも用意し、多様な食の嗜好に応えます。さらに料理体験を通じて、文化的な背景や地元食材の利用についても学ぶことができます。
体験の特徴
- - 少人数制クラス: 個人旅行者でも気軽に参加が可能
- - 英語対応: 講師による解説や通訳サービスが用意され、レシピも英語で提供されます
- - 食文化解説: 料理の背後にある歴史や地域性についても学べます
- - 試食と交流: 調理した料理をその場で味わいながら、他の参加者や講師との交流の機会が提供されます
参加者は、訪日外国人向けプラットフォーム「byFood」を通じて、事前に希望のメニューやアレルギーに関する情報を確認し、安全に料理体験に参加できます。予約ページも用意されていますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。
今後の展望
これから、テーブルクロスと大阪ガスは、この取り組みをもとに訪日外国人が求める日本での食体験についてのニーズを調査し、料理教室の充実化や新たなプログラムの展開を計画しています。「byFood」は、ガストロノミーツーリズムを推進するため、訪日外国人の食文化体験を支援するプラットフォームとしても機能します。
日本の食文化を広め、国際的な交流を促進することが、今回の連携の大きな目的です。このプラットフォームを利用して、より多くの外国人が日本の食文化を楽しむことができる未来を目指しています。