高校生のための新しい就活イベント
2025年9月8日より、全国の高校生を対象にしたメタバース空間での合同企業説明会「ジョブドラフト ~メタバースFes~」が開催されます。この画期的なプロジェクトは、大阪市に拠点を置く「ジンジブ」が主催し、東京都の「Be Smart Tokyo」プログラムの一部として行われます。多様な企業情報にアクセスできるこのイベントは、企業と高校生の新しい出会いを創出し、キャリア教育を支援します。
「ジョブドラフト ~メタバースFes~」とは?
このイベントは、高校生がバーチャル空間でアバターを通じて自由に企業ブースを訪問し、ビデオや企業紹介パネルを見ながら自分の興味を広げられる内容です。時間や場所を問わず何度でも訪れることができるため、短期間のスケジュールに縛られず、さまざまな企業を研究できます。このような取り組みが、就職活動中の高校生にとって大きなアドバンテージとなります。
開催の背景
近年、高校生の採用に関する競争が激化し、求人倍率が上昇しています。しかし、早期離職率も高いため、多くの企業や高校生にとって問題視されています。
厚生労働省のデータによると、新規高卒就職者の3年以内の離職率は38.4%であり、これは企業と高校生双方のニーズのミスマッチが要因とされています。企業と高校生の間に情報の非対称性が存在し、特に地域を超えた企業訪問が難しいことも課題です。
このような状況を改善するため、ジンジブはリアルなイベントに代わる、メタバース空間を利用した新たなプラットフォームを開発しました。これにより、高校生が早期に多様な企業情報にアクセスできる環境を整えることを目指しています。
参加方法と特徴
「ジョブドラフト ~メタバースFes~」の参加は全国の高校生誰でも可能で、参加費は無料です。仮想空間には全国20エリアが用意されており、宮城県から熊本県まで多くの企業ブースが存在します。
イベントの特色
1.
自由な参加: 高校生はメタバース内で自由にエリアを移動し、興味のある企業のブースを訪れることができます。ブースには企業情報や動画、インターンシップの情報も掲載されており、充実した内容です。
2.
繰り返しの訪問: 期間中は何度でも訪れることができるので、興味を持った企業について深く知る機会を得ることができます。
3.
キャリア育成プログラム: 適職診断ツールや就活相談サービスがあり、高校生が自分のキャリア形成をサポートできる環境が整っています。
4.
楽しむ要素: 企業ブースを回ると「ジョブドラフトコイン」がもらえ、特定のミッションをクリアすると特別な写真スポットが出現します。
今後の展開
「ジョブドラフト ~メタバースFes~」は2025年度のテスト開催として位置づけられていますが、将来的にはリアルタイムの交流機能を追加する計画もあります。これにより、さらに進化した双方向のコミュニケーションが可能になる予定です。
お問い合わせと体験会
メディア向けには、9月10日に「ジョブドラフト ~メタバースFes~」体験会が予定されています。興味のある方は申し込みが可能です。
連絡先
株式会社ジンジブのウェブサイトを通じて、詳しい情報や申し込みを行うことができます。
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この新しい試みを通じて、高校生のキャリア選択の幅が広がり、未来の可能性を探る手助けとなるでしょう。