岡山大学のAI-HPC交流会
2025-12-31 02:24:22

岡山大学が主催するAI-HPCパートナーズ第1回ミーティングの成果と今後の展望

岡山大学が新たに展開するAI-HPCパートナーズとは?



2025年11月26日、岡山市に位置する国立大学法人岡山大学は、「AI-HPCパートナーズ」の第1回ミーティングを、津島キャンパスの五十周年記念館で開催しました。このパートナーズは、AIやHPC(High Performance Computing)の分野での研究者や技術職員の交流を促進し、新しい共同研究の機会を創出することを目的としています。

ミーティングの概要



今回のイベントには、約40名の参加者が集まりました。参加者は、教員や技術職員、URA(University Research Administrator)、さらには産業界との連携を担うコーディネーターなど、多岐にわたります。開会の言葉は、アドバイザーを務める阿部匡伸理事(DX・GX担当、上席副学長)と、世話人の関本敦准教授が担当し、岡山大学におけるAIと計算科学の研究の重要性を強調しました。

興味深い講演内容



講演では、中原龍一特任講師が「医療AIの研究について」と題して、医療分野でのAI活用の最前線や、AI-HPC環境の重要性を詳細に議論しました。続いて、森泉准教授が「Hello, MD!僕にもできた ― タンパク質がコンピューターの中で動く ―」のタイトルで講演し、分子動力学シミュレーションの実例を紹介しました。ここでは、実験研究者が計算科学にどのように挑戦できるか、そのポイントを明示し、この新たな拠点での「伴走型サポート」の意義も語られました。

意見交換会の場



講演の後は、岡山大学のJテラスカフェにて意見交換会が行われました。参加者たちは、計算サーバーの導入と運用方法、HPC初心者の課題、学生向けのプログラミング教育、さらには今後の勉強会の計画などのトピックについて活発に意見を交わしました。こうした交流は、参加者同士の関係を深め、今後の共同研究に向けた基盤作りにもつながりました。

今後の活動計画



「AI-HPCパートナーズ」は今後も活動を継続予定で、2回目となるミーティングは2025年1月に予定されています。また、Cypher研究会との合同イベントや、3月頃には招待講演やポスターセッションを行う計画があります。さらに、技術交流会として初心者向けワークショップ、GPGPUハンズオン、GPUミニキャンプなども実施し、人材育成と共同研究の促進に寄与する方針です。

最後に



この未来性あふれる「AI-HPCパートナーズ」は、新たなAI・データ駆動計算に挑戦したい研究者や技術職員に対して、積極的な参加を呼びかけています。岡山大学の特色ある研究環境に注目し、さらなる成果を期待したいものです。共に未来を創造していく岡山大学の取り組みに、ぜひご期待ください。


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