進化する『芸大Zoo』
2025-09-12 16:30:44

大阪芸術大学動物ジオラマ館『芸大Zoo』、2025年オープンに向けて進展中

大阪芸術大学動物ジオラマ館『芸大Zoo』が2025年に開館予定



2025年10月1日(水)に開館する大阪芸術大学の動物ジオラマ館『芸大Zoo』は、動物愛好家や教育関係者にとって注目の施設です。この新たな施設では、アフリカや北アメリカに生息する多様な動物たちの剥製を用いたジオラマ展示が行われます。その背景には、学びの場としての役割や地域活性化への期待が込められています。

『芸大Zoo』の展示内容とシステム



『芸大Zoo』は、3つの異なるジオラマと動物展示エリア、さらには剥製の頭部専用展示エリアから構成されています。展示される動物たちは、世界的に珍しいボンゴや、アニメにも登場するような角を持つヘラジカなど、現在の日本の動物園ではなかなかお目にかかれない貴重な剥製が58体、頭部が35体、毛皮9点、そして骨や角が9組用意されます。これらは、動物の種類や特徴を考慮した上で精緻に展示される予定です。

建設進捗の詳細



現在、『芸大Zoo』の建設は着々と進行中です。先日、デザイン学科の教授である高橋善丸氏が手掛けたロゴマークが大阪芸術大学31号館のエントランスに設置されました。このデザインは、施設の展示内容を連想させる要素が取り入れられています。さらに、7月には滋賀サファリ博物館から剥製の輸送も行われました。

ジオラマ展示エリアでは、具体的な設計が行われています。背景になるサバンナや森林の写真パネルが設置され、動物たちがその中で生き生きと表現されるよう工夫が重ねられています。また、動物観察者の視点に配慮し、動物たちを少し高い位置に配置することで、より迫力のある展示が実現されています。

研ぎ澄まされた展示美学



動物と背景の一体感を出すため、接合部分も考慮されています。森林のジオラマでは、地面と森がつながる印象を持たせるため、地面の高さが調整され、さらに擬似植物が使われて効果的に演出されています。草原を表現するためには、淀川の河川敷で実際のイネ科草本のモデルを探し、それに基づいて制作を進めています。

剥製の配置には特に神経を使い、動物の生き生きとした姿勢や意図的な生息環境との調和が求められます。微細な配置の違いが雰囲気に大きな影響を与えるため、数日かけて慎重に決められる工夫がなされています。

オープンへの期待



『芸大Zoo』は2025年10月1日(水)12:30に開館し、記念式典が行われる予定です。この施設は、動物たちの魅力を伝えるだけでなく、教育現場においても重要な役割を果たすこととなります。学術的な観点からも多くの人々がこの新施設に訪れることが期待されています。ぜひ、953種の動物剥製たちの世界を、実際にご覧になって、そのインパクトを体感してみてください!


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