ヤマハの革新的なデザインがグッドデザイン賞を受賞
2025年度のグッドデザイン賞で、ヤマハ株式会社が新たに開発した電子ピアノTORCH『T01』と楽器演奏者向けアプリ『Extrack』、さらには管楽器の梱包箱が受賞しました。その中でも電子ピアノ『CLPシリーズ』はロングライフデザイン賞を獲得し、クラビノーバシリーズの長年にわたる高い評価も再確認されました。
ヤマハの受賞歴
この受賞は、1984年から42年連続での受賞という偉業にあたり、特に2017年にカジュアル管楽器「Venova™」で大賞を受賞した際から、ヤマハのデザインが評価され続けていることを意味します。受賞した製品は、サステナビリティを意識したデザイン、革新性、美しさ、そして社会的責任に基づくデザインが評価された結果です。
新しい電子ピアノTORCH『T01』
新しいコンセプトモデルのTORCH『T01』は、希少なグラナディラの木材を使用しており、その木材は楽器製造において未利用材を生かしています。これにより、ただの楽器ではなく、持続可能なものづくりの象徴へと進化しました。このモデルは、独自のレーザー技術を用いた加工や精緻な手作業による仕上げがなされており、環境に配慮したデザインが特徴です。
劇的な体験を提供するアプリ『Extrack』
アプリ『Extrack』はiOSおよびAndroidに対応し、ユーザーが好きな楽曲で演奏を楽しめる新たな方法を提供します。音楽を演奏する際に、実際のアーティストと共演しているような感覚を味わえる機能を備えており、初心者からプロまで、多様な楽器奏者のニーズに応える設計がされています。
管楽器エントリーモデルの梱包箱
また、管楽器のエントリーモデル用の梱包箱も16年ぶりに刷新されました。新しい梱包箱は、製品の魅力を顧客に伝える重要な要素として再設計され、楽器を優しく包むだけでなく、開封のワクワク感を演出する工夫が施されています。
CLPシリーズのロングライフデザイン賞
さらに、クラビノーバ『CLPシリーズ』は、1985年の発売以来、電子ピアノのスタンダードとしての地位を確立し、高品位な演奏性能が評価され続けています。このシリーズは、世代を問わず多くの方に愛されており、これからも進化を続けていくことでしょう。
受賞作品の展示
受賞作品は、2025年11月1日から5日まで東京ミッドタウンで開催される「GOOD DESIGN EXHIBITION 2025」に展示されます。また、電子ピアノTORCH『T01』は、受賞デザインの中でも特に注目を集める作品としてパネル展示が行われる予定です。
まとめ
ヤマハの新たな挑戦が、デザインの領域で高く評価されたことは、これからの楽器製造や製品デザインにおいても、持続可能性と革新性を求める重要な一歩になるでしょう。受賞作に触れることで、次世代の楽器の未来を感じることができます。興味のある方はぜひ、展示会へ足を運んでみてはいかがでしょうか。詳細はヤマハ公式サイトでご確認ください。