岡山大学、3Dプリンタ研修で教育の未来を切り開く
2025年8月1日、岡山大学津島キャンパスで行われた中学校教員向けの研修では、3Dプリンタの活用が重点的に扱われました。この研修は、岡山県教育委員会の主催で、教員が中学校技術科の資質を育成するためのプログラムです。
この朝のセッションでは、岡山大学の総合技術部が3Dプリンタの基本的な原理、製作物に関する注意事項を説明しました。この調査に参加したのは、設計製作社会基盤技術課の堀課長や、尾崎技術専門職員、藤本技術主任、そして教育支援技術課の安信技術専門職員など、総勢4名の専門家です。
参加者は、Autodesk社のTinkerCADを活用して3Dモデリングを実施しましたが、初めての経験に戸惑う場面もありました。その後の実機出力の見学セッションでは、多数の質問が寄せられ、参加者にとって非常に充実した学びの時間となりました。
午後は、里庄町立里庄中学校の守本教諭から、実際の技術教育における3Dプリンタの利用事例が紹介されました。また、参加者はグループに分かれ、具体的な指導方法についてディスカッションも行いました。
岡山県総合教育センターの大守指導主事は、「3Dプリンタは、現在の学習指導要領に明記されているにもかかわらず、その多くは導入されていないという実情があります。コストや新しいものへの不安がその要因ですが、今回の研修を通じて、多くの教員に活用のヒントを提供できたと思います」と述べました。
安信技術専門職員は、「現代の技術教育においては、複雑な社会情勢に応じて学習指導の内容が多様化しています。この状況を受けて、今回の研修が教員の皆さんにとって多くの実りのあるものであったことを願っています」とコメントしました。
最後に、総合技術部本部長の佐藤副理事は、「技術家庭科の分野は、常に変化しています。技術の進展に遅れないためにも、私たち技術職員が持つノウハウを社会に還元し、教員たちの指導力向上に寄与していく必要があります」と語りました。
今後も、地域に根差した研究大学として岡山大学は、教育技術の研修を通じ、未来の教育に貢献していくことが期待されます。そして、今回のイベントは、教員だけでなく、次世代を担う子どもたちにも大きな影響を与えると信じられています。
今回の研修は、参加者全員にとって貴重な経験となり、中学校技術教育の新たな潮流を生み出すきっかけとなることでしょう。技術教育の領域において、岡山大学の取り組みへの期待が高まります。