岡山大学の挑戦
2025-01-28 01:40:31

岡山大学が挑む新たな学びの形:J-PEAKSによる地域貢献プログラムの全貌

2025年1月17日、岡山大学では「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の伴走チームによるサイトビジットが行われました。このビジットは、日本学術振興会(JSPS)が支援する新たな大学支援プロジェクトの一環として、本学の執行部との意見交換や、研究推進拠点の視察を目的としています。

この活動には、JSPSからのサポーターや文部科学省の関係者が集まり、岡山大学が進める研究活動や地域貢献の進捗状況を把握しました。執行部との意見交換では、名古屋大学の藤巻朗副総長が岡山大学の那須保友学長や副理事らに対して事前に用意した質問を提示し、活発な議論が交わされました。

その後、訪問者たちは、J-PEAKS事業を推進している拠点、特に津島キャンパスに建設中の共創イノベーションラボの視察を行なった。このラボは、アカデミア、自治体、産業界が一体となり、横断的な「知」を創出することを目指しています。

さらに岡山大学の高等先鋭研究院の一端で、沈建仁所長が光合成に関する先進的な研究を説明し、3D眼鏡を用いた構造解析やクライオ電子顕微鏡による観察を実施しました。これは、植物・光エネルギー開発拠点での人工光合成を可能にする研究の一環として、未来の持続可能なエネルギー源の開発に寄与するものです。

続いて鹿田キャンパスでは、吉備中央町を舞台にした国家戦略特区「デジタル田園健康特区」の取り組みが紹介され、デジタル技術を活用した医療制度改革やコミュニティの健康維持に向けた革新的なプロジェクトが展開されていることが説明されました。この取り組みは、VR技術を活用した教育プログラムや、実際の医療現場でのドクターカーの運用を通じて、地域医療の改革と高度化を図るものです。

J-PEAKS事業は、すべての大学と地域が協力し、全国の研究力を強化するための大規模なプロジェクトであり、岡山大学でもこの理念に基づいて様々な取り組みが進められています。「地域と地球の未来を共創する研究大学」として、岡山大学は2050年までの長期ビジョンを打ち出しています。

J-PEAKSの目的は、単に研究施設を整備することではなく、大学自体が社会に与える影響を大きく変える可能性を秘めています。岡山大学は、様々なステークホルダーと連携し、地域社会に貢献できる新たな学問の府を構築することを目指しており、研究力の向上とイノベーションの創出に力を注いでいます。

今後も、岡山大学の進化とJ-PEAKSを通じた地域貢献の取り組みに、熱い視線を注ぎ続けていきたいと思います。社会の変革を実現するために、岡山大学の挑戦にご期待ください。


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