岡山大学高等先鋭研究院のセミナーへ参加しよう!
国立大学法人岡山大学は、岡山県岡山市に位置し、地域中核・特色ある研究大学として注目を集めています。このたび、岡山大学文明動態学研究所(RIDC)が主催する「第48回RIDCマンスリー研究セミナー」が、2025年9月24日(水)にオンラインで開催されます。このセミナーは、岡山大学の教員が進めている研究成果やプロジェクトの進捗を紹介し、自由に意見交換を行う場として設けられています。
参加方法
セミナーはZoomを通じて行われ、参加費は無料です。興味がある方は、以下のオンラインフォームからお申し込みいただくことで、参加用のURLが送られます。どなたでも参加できるチャンスですので、是非この機会にご参加ください。
セミナーのテーマ
今回のセミナーのタイトルは「国民政府による国家統合と財政」で、岡山大学 社会文化科学学域の佐藤淳平准教授がスピーカーを務めます。この講演では、20世紀前半における中国の財政史についての分析と、国民政府による国家統合が進展した背景について考察されます。
講演の概要
これまでの中国財政史の研究では、財政基盤が強い地域に焦点が当てられ、中央と地方の財源獲得競争が描かれています。しかし、1916年に袁世凱が亡くなった後の各省の自立化は、必ずしも持続的なものではなかったと指摘されています。この期間における地方分権的な政治構造には、財政基盤が不安定な州への補助金の減少や、軍事費の増加による財政難といった困難が伴っていました。今回の講演では、特に1926年から28年にかけての地方財政の状況と軍事費の動向を調査し、これらが国民政府による国家統合にどのように影響を与えたのかを明らかにします。
対象者
セミナーは、専門的な知識がない方でも参加可能ですので、興味を持たれる方はどなたでも参加することができます。国際的な視点から理解を深める良い機会として、多くの参加者が集まることが期待されています。
ぜひ、岡山大学の研究が生み出す新たな知見に触れ、学びを深めるチャンスをお見逃しなく!