特別賞受賞!
2025-12-05 14:08:28

三重朝日物流センターがABINC第4回賞で特別賞を受賞しました

三重朝日物流センターが特別賞を受賞


日本トランスシティ株式会社と大和ハウス工業株式会社が共同で開発した「三重朝日物流センター」が、ABINCが主催する第4回ABINC賞において特別賞を受賞しました。この受賞は、同施設が生物多様性に配慮した取り組みを実践していることが多くの観点から評価された結果です。

受賞の評価ポイント


ABINC賞の事務局は、「三重朝日物流センター」について以下のようなポイントで評価しました。

  • - 動物の生息環境への配慮: 施設の計画には生物の生息地を重視した設計が盛り込まれており、他の施設の模範となる可能性があると評価されました。
  • - ビオトープの工夫: ウッドデッキを設置し、その下を生物が自由に通行できるようにする工夫が見られ、限られた敷地ながらも生物の往来を促す非常に良い設計とされています。
  • - 高い水循環とモニタリング: 水と物質の循環への配慮がなされており、目的が明確なモニタリング調査の実施が非常にレベルの高い取り組みと認められました。
  • - 地域住民との協力: 施設内の植栽管理やイベントに地域住民が参加しており、環境教育プログラムの実施も含めて高い評価を得ています。

ABINCとは?


ABINCは、生物多様性を守るための取り組みを評価・認証するシステムを提供しています。その中でもABINC賞は、特に優れた取り組みを行う施設に贈られ、特別賞は波及効果が期待される事業所に与えられます。このような評価が、地域における生物多様性の重要性を再認識させる大切な機会となります。

三重朝日物流センターについて


「三重朝日物流センター」は、生物多様性を尊重しながら設計された物流施設です。大和ハウス工業が建設し、日本トランスシティが運営しています。具体的な取り組みとして、施設周辺の自然環境を調査し、地域の生態系に対応した環境整備を行っています。

環境への配慮


整備計画には、在来種であるコナラやヤマザクラ、ツツジなどの植栽が含まれ、地域の生態系に配慮がなされています。また、特に保護が求められているコチドリの生息地にも近接し、営巣環境を整えるために砂や小石を用いて整備を行っています。

地域とのつながり


地域住民と協力のもと、近隣の水田や水路からメダカやドジョウなどの生き物をビオトープエリアに放流し、地域共生活動を進めています。長期的な保全活動として、自然観察イベントや環境教育プログラムも地域住民と連携して実施し、持続可能な環境づくりを目指しています。

このように、「三重朝日物流センター」は、地元の生物多様性を保護しつつ、地域の皆さんと共に成長する施設を目指しています。特別賞の受賞は、その努力が実を結んだ証です。

概要


  • - 名称: 三重朝日物流センター
  • - 所在地: 三重県三重郡朝日町大字埋縄字川原1
  • - 交通アクセス: 伊勢湾岸自動車道「みえ朝日インターチェンジ」から約700m、JR関西本線「朝日駅」から約1.4km
  • - 設計: 大和ハウス工業株式会社
  • - 敷地面積: 68,620㎡
  • - 延床面積: 64,130㎡
  • - 構造: 鉄骨造3階建て
  • - 着工・竣工: 2022年7月1日着工、2023年6月30日竣工

このような取り組みは、今後の新たなモデルケースとなり、さらなる生物多様性の保全活動へとつながることが期待されます。


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