感覚の旅へ
2025-12-12 09:28:10

映画ラストマン-FIRST LOVE-と暗闇の世界で体験する感覚の旅

映画『ラストマン -FIRST LOVE-』×ダイアログ・イン・ザ・ダーク



2025年12月24日(水)の公開を控えた映画『ラストマン -FIRST LOVE-』と、ダイアログ・イン・ザ・ダークによる特別コラボレーション企画「ラストマン・イン・ザ・ダーク -FIRST LOVE-」が、2026年1月3日(土)から31日(土)までの期間限定で開催されます。このプログラムは、視覚に頼らない新たな体験を提供し、普段の生活では気づかない感覚を呼び覚ます素晴らしい機会です。

完全暗闇の中での体験


日常的な視覚情報に頼ることなく、声や気配、身体の距離感を頼りに物事を把握し、捜査を進める全盲の捜査官・皆実広見が主人公の『ラストマン -FIRST LOVE-』。この映画の世界観を、完全に光のない空間で追体験することができます。ダイアログ・イン・ザ・ダークの視覚障害者スタッフによる案内を受けながら、皆実の経験を自らの身で感じる旅へと出かけましょう。

プログラムでは、「クロックポジション」と呼ばれる技術を用いて、視覚障害者に方向を伝える方法が紹介され、参加者は指示に従って、音や触覚を頼りに新しい世界を探索します。この体験は、単なるエンターテイメントに留まらず、私たち自身の感覚を研ぎ澄まし、人との関わりを見つめ直す機会ともなるでしょう。

開催の背景


『ラストマン -FIRST LOVE-』は、主人公・皆実が視覚以外の情報を駆使して事件解決に挑む姿を描いています。そのストーリーからは、たとえハンデを抱えていても、周囲の人との助け合いによって自らの境遇を切り開く力強さが感じ取れます。映画の制作においても、視覚障害を持ち、その特性を熟知しているスタッフが皆実の役作りをサポート。視覚に頼らない生活や他者との関係性を考える機会と言えるでしょう。

提携先のダイアログ・イン・ザ・ダークは、視覚以外の感覚を楽しむことで、人と人とのつながりを体感することができる社会的エンターテイメントを提供しており、これまでに900万人以上が参加しています。参加者は、視覚のない世界の中で新しい発見を得ることができ、その体験は人々が普段使っていない感覚の重要性を再認識させてくれるでしょう。

プログラム詳細


「ラストマン・イン・ザ・ダーク -FIRST LOVE-」の体験は、約90分間で1日6回開催(予定)。参加者は、事前予約制でのエントリーが必要で、料金は大人4,950円、学生2,750円、小学生550円と、幅広い層が参加しやすい設定になっています。会場は、東京都港区に位置する「対話の森」で、体験者数は約1,000名を予定しています。

公式ウェブサイトから簡単に予約ができるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。体験することで、皆実と同様に、私たちなりの新しい視点や気づきを得る旅が始まるかもしれません。

映画と展示がつながる


また、プログラムの開催中は、ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」のフロントで『映画ラストマン -FIRST LOVE-』のビジュアル展示が行われます。来場者は、映画の魅力を視覚的に感じながら、暗闇での新しい体験に挑戦することができる仕組みも用意されています。こちらも要チェックです。

新しいことに挑戦し、感覚を活かすことによって、皆実のように生活を豊かにする力を養えます。この貴重な体験を通じて、人々がどのように結びつき、支え合うことができるのか、一緒に考えてみませんか。暗闇の中で、視覚以上の大切なものに気づくきっかけがあなたを待っています。


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