岡山大学と高校生が挑戦する!3Dプリンタでのものづくりとデータ分析の新しい教育プログラム
岡山大学は、岡山県立岡山芳泉高等学校との共同プロジェクトを通じて、未来の技術者を育てるための支援プログラム「DXハイスクール」を展開しています。特に注目を集めたのが、3Dプリンタを用いた応用講座での学生たちの取り組みです。
このプログラムは、国立大学法人岡山大学の清水優椰大学院生が代表を務めるベンチャー「MOSAdemy」によって実施されました。参加者は芳泉高校の生徒たちで、彼らはすでに基礎編で3D CADソフト「Autodesk Fusion」を用いた設計を学び、今回の応用編に挑戦しました。
3Dプリンタを使った実験のプロセス
講座では、参加生徒が実際に自分たちが設計した橋のモデルを使って強度実験に挑戦しました。実験では、ハードウェアの不測の事態を考慮し、芳泉高校の卒業生である大学生も指導役として参加。生徒たちは実際に荷重をかけた際の破壊実験を行い、3Dプリンタの造形方法や内部構造が強度に与える影響を体験しました。このプロセスを通じて、モノづくりのコツやノウハウを深く理解することができました。
学生たちからは、「自分の設計した橋がどのように壊れるのかを実験で確認でき、データの重要性を実感しました」といった感想が寄せられました。デジタル技術を用いることで、試作のコストや時間を大幅に削減できることに対する新たな視点も得られたようです。
データ分析と構造解析
講座の進行にあたっては、岡山大学の大学生・大学院生たちがサポート役となり、実験データの収集と分析を手伝いました。生徒たちは、実験の結果を迅速に整理・分析し、各グループで考察をまとめ、プレゼンテーションを行います。これにより、考察力やプレゼンテーションスキルを磨く機会ともなりました。
後半では、導入したデジタル技術を活かし、3D CADによる構造解析を実施。参加した学生たちは、実験結果をコンピュータ上で精度高く再現させる手法を学び、現実世界での実験が困難な条件下でもデジタルでの予測評価が可能であることを理解しました。これは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の革命的な側面を体験する良い機会になったはずです。
豊かな学びの機会
英語でのプレゼンやデータの解釈など、ICTの利用が進む現代に必要なスキルを盛り込んでいるこのプログラムは、高校生にとってとても意味深いものでした。参加生徒は、自らのアイデアをプロジェクトとして形にするだけでなく、デジタル技術を駆使して社会の課題に挑む力を身に付ける貴重な機会を得ることができました。
今後も岡山大学は、3Dプリンタやデータサイエンス、生成AI講座など、多様なプログラムを展開し、高校生の挑戦を全力でサポートしていきます。本プロジェクトに興味がある学校や教員の方々は、お気軽にお問い合わせください。地域とともに未来を創造する岡山大学の期待に胸が膨らみます。