焼津中央高校での職業体験が若者の未来を切り拓く！

高校生の就職支援を行う株式会社ジンジブが主催した職業体験イベントが11月7日、静岡県立焼津中央高等学校で開催されました。このイベントは、志太三市の地域振興を目的としたもので、参加したのは20の企業や団体。その模様をレポートします。

イベントの背景

この取り組みは、地元の若者の就職を活発化させるために焼津市、藤枝市、そして島田市が協力して実施される「志太三市若者地元就職促進事業」の一環です。進学校として知られる焼津中央高校では、学生たちが将来への視野を広げる機会を提供するため、キャリア教育が重要視されています。

今回のイベントでは、まず約280名の高校2年生が参加した「自己理解セミナー」が行われ、自身の興味や強みを見つめ直しました。その後、校内で行われた「校内お仕事体験フェス」では、参加企業が実際の業務を体験できるプログラムを提供しました。

当日のプログラム

開催日は11月7日、14:05からのスタートでした。

- 14:05-14:35 自己理解セミナー
- 14:45-15:15 お仕事体験セッション1
- 15:25-15:55 お仕事体験セッション2

このプログラムを通じて、生徒たちは直接企業の業務を体験し、働くことのリアリティを感じました。

参加企業の業界と体験内容

参加した企業は製造業、建設業、医療、福祉業、金融業、保険業など多岐にわたります。お仕事体験では、釘打ちやヘアカット、さらには料理制作まで、多様な業務が用意され、学生たちが実際に手を動かして取り組みました。

各教室で行われた体験プログラムでは、生徒たちが自ら質問し、積極的に企業の説明を聞く姿が印象的でした。また、静岡放送「SBSnews6」でもこのイベントの様子が紹介され、多くの視聴者にその価値が伝わりました。

参加者の声

参加した学生たちからは、様々な感想が寄せられました。「考えたことのなかった職業を体験できた」「地元の企業についての理解が深まった」といった意見が多く見られ、彼らにとって意味のある時間であったことが伺えます。特に、自身の未来をより具体的に意識するきっかけとなったようです。

教員のコメント

静岡県立焼津中央高等学校の佐々木裕己先生は、進学校である本校において働くことを実感する機会が少ない中、イベントが生徒たちのキャリア教育に寄与したと言います。「生徒たちが将来地元で働く意思を持ってくれたことが非常に嬉しい」と語りました。

今後の展望

このような取り組みは、志太地区だけでなく、他の地域でも拡大していくことが期待されます。次回は島田市や藤枝市の高校でも同様のイベントが行われ、2026年には志太三市合同の大規模な職業・学校体験フェスも計画されています。

地域の発展と未来を担う若者たちにとって、キャリア教育はますます重要になってきます。地元の企業と教育機関が連携し、学生たちの未来を形作る手助けをしていく姿勢が求められています。これからの取り組みにも注目が集まります。