ハウス食品が国連グローバル・コンパクトに署名
ハウス食品グループ本社(東大阪市)は、国際連合が提唱する「国連グローバル・コンパクト」に署名し、2025年に参加企業として登録されました。この署名を通じて、ハウス食品グループは社会や環境への責任を果たすことを誓約します。本記事では、同社の掲げる理念やサステナビリティへの取り組みについてご紹介します。
国連グローバル・コンパクトとは
国連グローバル・コンパクトは、企業や団体がその活動を通じて持続可能な社会の実現に貢献することを目的とした世界で最大のサステナビリティイニシアチブです。この取り組みは、民間企業が自発的に社会的リーダーシップを発揮し、持続可能な成長を目指すことを促進します。ハウス食品グループは、グローバル・コンパクトの4分野(人権、労働、環境、腐敗防止)における10原則を支持することを公表し、全社的な取り組みを進めていく予定です。
ハウス食品グループの理念
ハウス食品グループは「食を通じて人とつながり、笑顔ある暮らしを共につくるグッドパートナーをめざします。」という理念を掲げています。この理念は、消費者に対して責任を持ち、社員及びその家族の幸福を追求し、さらには社会全体に対して貢献することを重視しています。具体的には、次の3つの責任を重視しています。
1.
お客様への責任:高品質の製品を提供し、消費者の健康と生活を支える。
2.
社員とその家族への責任:働きやすい環境を整備し、社員の幸福を追求する。
3.
社会への責任:地域貢献や環境への配慮を通じて、より良い社会の実現を目指す。
サステナブルな取り組み
ハウス食品グループは、国連グローバル・コンパクトに署名したことを機に、特に次の4つの分野において積極的な取り組みを行います。
1. 人権の尊重
人権に関する国際的な声明を支持し、企業活動の中で人権侵害を防ぐことを重視。一方で、すべての社員が安心して働ける環境作りにも注力します。
2. 労働環境の向上
結社の自由を尊重し、強制労働や児童労働の根絶に取り組みます。また、雇用の差別撤廃や公正な労働慣行を推進し、多様性を受け入れる職場環境を目指します。
3. 環境への配慮
環境保護を重要視し、環境問題に対して予防的な観点からアプローチします。有害な影響を軽減するための技術開発や、エコロジーに基づく製品の普及を進める方針です。
4. 腐敗の防止
公共と民間の部門間での透明性を確保し、贈収賄やその他の腐敗行為を根絶するための方策を講じていきます。
まとめ
ハウス食品グループの国連グローバル・コンパクトへの署名は、企業としてサステナブルな社会の実現に向けた大きな一歩です。これからも同社は社会の一員として、自らの行動が他者に良い影響を与えるよう努め、持続可能で豊かな社会の実現に貢献していくことでしょう。未来に向けたハウス食品の取り組みに注目です。