データ活用の銀行
2025-07-28 11:56:32

データを活用した新しい融資モデルを提供する01銀行の始動

中小企業を支援する新しい銀行、01銀行の誕生



大阪に新たに誕生した「01銀行株式会社」は、2025年の開業を目指し、事業者向けのデジタルバンクとして、そのサービス提供に向けた取り組みを開始しました。この銀行の主な特徴は、データに基づく革新な融資モデルを提供することで、中小企業が抱える課題を解決し、成長をサポートする点にあります。

経営環境の厳しさと中小企業のニーズ


昨今の経営環境は厳しさを増しており、特に中小企業は人手不足や生産性向上、受注や販売の拡大といった重要な課題に直面しています。これらの課題に対処する手段として、多くの事業者がSaaS(Software as a Service)を活用し、効率化を図り新たな顧客を獲得しています。しかし、金融機関での借入には多くの煩雑な手続きが立ちはだかり、多くの事業者がストレスを感じています。

01銀行の革新的な取り組み


01銀行はこのような中小企業のニーズに応えるべく、SaaSを提供するプラットフォーマー(PFer)と連携し、ビジネス上の活動実態をデータとして可視化します。このように具現化されたデータは、融資の審査時に使用され、より正確かつスピーディーな評価を実現します。この循環により、中小企業は面倒な手続きを省き、必要な時に迅速に資金を得ることができるようになります。

例えば、法人のお客さまは、口座の入出金データやPFerが持つ各種データを基に、決算書が不要でオンライン上でわずか数時間で借入を行えるようになります。これにより、急な資金需要にも応えることが可能になり、ビジネスの成長を確実に支援します。

事業展望とサービスの拡大


今後、01銀行は個人事業主へのサービス提供も計画しています。現存する金融機関では、個人事業主の実態を把握するのが難しいため、十分な資金サポートが行えないのが現実です。しかし、01銀行はPFerとのデータ連携により、これらの個人事業主に対しても、効果的に融資を行う新たな道を切り開いていく考えです。

さらに、独自の審査モデルの構築を進めており、これにより中小企業の信用評価や成長性を多面的に分析することが可能になります。この新しいアプローチにより、01銀行は中小企業のパートナーとしてしっかりと位置づけられるでしょう。将来的には、30社との連携を目指し、総利用先数を増やし続ける計画が進行中です。

会社概要


01銀行は、大阪府吹田市に拠点を持ち、80%以上の資本金を池田泉州ホールディングスが支えています。このようなバックグラウンドを持つ01銀行は、今後も中小企業の支援活動を進め、地域に根付いた銀行としての役割を果たすことでしょう。

今後も、データを活用した新しい金融サービスを通じて、中小企業の成長と発展を応援していく01銀行に、ぜひ注目していきたいですね。


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