若年層の飲酒実態調査結果を発表
株式会社ひとまいるは、国立大学法人筑波大学と共同で「酒・飲食文化の継承や発展に影響を与える要因に関する総合的研究」を実施し、1263名を対象にした若年層の飲酒習慣に関する調査結果を発表しました。この研究は、2024年に「伝統的酒造り」がユネスコの無形文化遺産に登録されることを受け、日本の酒文化の価値を再認識することを目的としています。
共同研究の背景
酒文化はただ単に醸造技術を守るだけではなく、どのように日常生活で楽しむか、またその意味を次世代へどう伝えるかがカギとなります。当社は、筑波大学の吉本尚准教授と連携し、若年層の飲酒の実態とその背景を把握することで、今後の酒文化の発展に繋げることを目指しています。
調査結果のサマリー
1.
若年層の飲酒習慣: 社会人は「日常」、大学生は「特別な場合」が主流
- 社会人の約4人に1人(25.1%)が週5日以上飲む「ヘビーユーザー」で、合わせて週1回以上飲む人は70%以上に達します。一方で、大学生は「非飲酒層」が50.0%で、飲酒するにしてもイベント時に楽しむ傾向が目立ちます。
2.
誰と・どんなシチュエーションで飲むか: 他者との関係構築が主な目的
- 飲酒相手は主に「同僚・同級生」となっており、シチュエーションは「友人との飲み会」や「会社の飲み会」に集中しています。また、「一人で飲む」というスタイルを選ぶ人も多く見受けられます。
3.
「場」と「対話」の重要性: アルコール以上の価値を求める
- 飲み会の参加理由としては、交流や対話を重視する声が大多数を占めており、単なる飲酒にとどまらず、人とのコミュニケーションの場を大切にする傾向が浮かび上がっています。
4.
飲酒の動機と抑制要因: 健康志向が高まる中での選択
- 飲酒動機の上位には「社交的な集まりを楽しむため」や「楽しいため」が上位に挙がり、逆に飲まない理由としては「健康上の理由」や「仕事に影響を及ぼすため」が挙げられ、自制の意識が伺えます。
社会人と大学生の飲酒スタイルの違い
社会人において飲酒は日常的な行動として捉えられており、週1回以上飲む人たちが74.1%に達しています。特に、「週1~4日」飲むミドル層が49.0%を占め、日常的な飲酒文化が根付いています。これに対し、大学生は週1回以上の飲酒が21.6%に留まり、「月1回未満」や「非飲酒層」が約半数を占める事実からも、飲酒習慣の明確な違いが見えてきます。
また、飲酒のシチュエーションとして「友人との飲み会」が90.6%で突出しており、他者との交流が中心になっていることが確認できました。逆に「家でリラックス」といったスタイルは多くの人に支持されていますが、単独飲みは少数であることが示されています。
参加目的は交流の活性化
飲み会に参加する理由としては、82.6%が「友人・知人との交流を深めるため」と回答し、コミュニケーションの場としの飲み会が大変重要視されていることが明らかになりました。お酒そのものよりも、その場や人との関係を重視するニーズが高まっているのです。
今日の若年層が求めているもの
今回の調査から、特に若年層はお酒を介した会話や交流という側面に大きな価値を見出しており、飲酒の習慣や頻度に差が見られる一方で、『人との繋がり』を重視する考えは共通しています。これをもとに当社は、酒・飲食文化の健全な発展を目指し、文化と対話の場を次世代へと引き継いでいくことに貢献していきます。これからも新たな酒食文化を提案し続け、人々が共に喜びを感じる未来を目指します。
概要
この調査は、インターネット調査を用いて行われ、2025年12月から2026年1月にかけて実施されました。調査対象は20代~30代の1,263名で、飲酒者は1,018名です。調査の結果は、当社の酒文化継承へ向けた取り組みに生かされることでしょう。
詳しくは、ひとまいるの公式ウェブサイトでご確認ください。(
ひとまいる公式サイト)