第5回「ハルカス学園祭」の魅力を探る
あべのハルカス近鉄本店で開催される「ハルカス学園祭」は、今年で第5回を迎え、11月20日から24日までの間、ウイング館9階催会場で行われます。このイベントでは、大阪府内の24の学校や学生団体が参加し、学生たちが制作した商品を販売したり、さまざまな展示を行ったりします。
今年のテーマは「#推され学」です。これは、現代の「推し活」の人気を反映しており、他者からの応援や好意を受ける瞬間にフォーカスを当てています。来場者は、日常生活の中で感じる温かい思いやりを、テキストやイラストを通じて体験できる企画展、「推されすぎるよ展」や「推されびと図鑑」を楽しむことができます。
さらに、今年は初めて高校生も参加するということで、より多様な作品や取り組みが期待されています。例えば、佐野工科高等学校の創造部は、木工をテーマにしたワークショップを行い、東大阪みらい工科高等学校では、飲み終えたアルミ缶を使って折り鶴を作るなどのアップサイクル体験が用意されています。
基本的な情報として、開催時間は10:00から20:00までで、最終日は15:00に閉場します。この期間中には子供から大人まで楽しめる多様なアクティビティや販売が行われ、学生たちの独創性と情熱が存分に発揮されます。
参加校の取り組み
参加する学校には、神戸大学や大阪産業大学、東大阪大学敬愛高等学校などが名を連ねており、学生たちによるさまざまな展開が見どころです。
例えば、大阪国際大学では、離島の魅力をPRするワークショップが行われ、兵庫県の家島に関連する魅力を発見できるハーバリウム体験が楽しめます。また、大阪産業大学の学生たちは、産学連携で開発したニット製品を販売し、その魅力を紹介します。神戸大学の起業部は、緑茶を使用した肌に優しいインナーシャツを展示・販売し、アトピー性皮膚炎に悩む学生の視点を活かした商品作りを行っています。
体験型の参加型イベント
今年の学園祭は、ただの展示や販売にとどまらず、来場者が実際に参加できる体験型イベントも多数用意しています。特に注目は、各校が取り組んでいるワークショップです。参加者は自らものづくりや体験を通じて、学生たちの学びや努力に触れることができます。
このように、「ハルカス学園祭」はただのイベントではなく、学生たちと地域社会とのつながりを深め、彼らの熱意や才能を直接感じられる貴重な機会となることでしょう。ぜひこの機会に、身近な学生たちの魅力を再発見し、日常の中に隠れた「推し」を見つけるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
最後に
「ハルカス学園祭」は2021年にコロナ禍の影響で学生の発表の場が減少したことを受けて始まりました。学生たちがリアルな社会での経験を積む場として、そして来場者が学生たちとの交流を楽しむ場として、毎年11月に開催されるこのイベントは、地域の人々にとっても大事な年中行事となっています。今年も多くの方々が訪れ、新しい発見や感動を体験することを期待しましょう!