ダウン症と幸福探求
2025-05-15 12:55:54

10年の時を経て再び語るダウン症とその家族の幸福な物語

10年の時を経て再び語るダウン症とその家族の幸福な物語



10年前に放送されたラジオ番組『ダウン症は不幸ですか?』は、当時新型出生前診断(NIPT)という新しい技術が話題になっていた時期に、ダウン症を持つ子どもを育てる familia のリアルな声を届けました。この番組は、日本民間放送連盟賞のラジオ報道部門で最優秀賞を受賞し、多くの人々の心に響きました。フラッシュバックとも言えるその内容を、最新の視点から再度振り返る特番が放送されることになりました。

番組の概要



新たに放送される『ダウン症で、幸せでした。~10年追いかけて分かった幸福の秘密』は、2025年5月17日、午後9時30分からABCラジオで放送されます。この番組では、当時取材を受けた多くの家族がその後どのような日々を過ごしているのかを追い、変化したことや変わらなかったことを掘り下げていきます。また、医療現場もこの10年間で大きく変化したため、その最新の状況について専門家の視点から解説が行われる予定です。

家族のストーリーと医療の進化



放送当初、家族たちは「いのち」とどう向き合い、日々の生活をどのように支え合ってきたのか、その貴重な言葉を通じてリスナーに温かな感情や見方を提供しました。そして10年目の今、再びその声を聞くことで、社会におけるダウン症に対する意識がいかに変わったのかを知ることができます。このプログラムでは、ダウン症であるがゆえの課題と、それを乗り越えた先にある幸福を探求する姿勢が鮮明に示されます。

現在、出生前診断の選択肢が広がりつつありますが、それに伴いいのちの価値や何が幸せであるかについて、改めて考える機会が求められています。この番組は決して特異な存在の物語ではなく、多くの人に共通のテーマを提示し、人生の中で失いがちな「幸せのかたち」を再確認する手助けとなることでしょう。

出演者のご紹介



放送には、日本ダウン症協会の代表理事である玉井浩先生、ダウン症に関する書籍『ダウン症で、幸せでした』の著者である姫路まさのり氏など、ダウン症の支援者や家族の皆さんが参加します。各々が自身の経験や思いを語ることで、多角的な視点からダウン症についての理解を深め、リスナーにも新たな気づきを与える内容が期待されています。

ラジオリスナーには、パソコンやスマホを使って簡単にアクセスできる radiko も利用可能です。さまざまな技術が進化する中、私たちの心に響く声に触れるチャンスを大切にし、今回の放送にぜひ耳を傾けてみてください。

最後に



この特番を通じて、私たち自身の「幸せ」について、再考するきっかけになれば幸いです。ダウン症を持つ家族の日常や考え方を知ることは、自身の人生を豊かにするヒントとなります。私たち人間にとって、どのように幸せを見いだすかが究極的な課題であることをこの番組は教えてくれることでしょう。


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