手話通訳サービス
2025-10-28 09:31:54

ファミリーマートが新たにオンライン手話通訳を導入し、誰もが安心して利用できる店舗づくりへ

全国初!ファミリーマートのオンライン手話通訳サービス



ファミリーマートが、2025年11月に東京で開催される「デフリンピック」に合わせて、聴覚や言語に障がいのあるお客さまに向けた「オンライン手話通訳サービス」を導入します。これは、コンビニエンスストア業界初の取り組みであり、誰もが安心して利用しやすい店舗環境を整えることを目指しています。

導入の背景と目的


ファミリーマートでは、これまでも聴覚障がい者に配慮した店舗作りを進めてきました。2022年からは、指差しシートやコミュニケーションボードを全国の店舗に設置し、お買い物をサポートしています。「デフリンピック」という社会全体の多様性への理解を促進する大きなイベントを契機に、さらに一歩踏み出すことにしました。

このオンライン手話通訳サービスを導入することで、聴覚や言語に障がいのある方々が、ストアスタッフとリアルタイムで手話を通じてスムーズなコミュニケーションができるようになります。これは、全ての人々にとって安心できる環境を提供するための努力です。

オンライン手話通訳サービスの仕組み


本サービスは、特別なアプリを必要とせず、店舗に設置された二次元コードをスマートフォン等で読み取るだけで簡単に利用できます。その後、通訳者がリアルタイムで手話通訳を行い、顧客とストアスタッフが円滑にコミュニケーションを進めることができます。これにより、買い物をより楽しみやすく、スムーズに行うことが可能です。

サービス利用の流れ


1. 店内に設置されたPOPの二次元コードを読み取る。
2. 表示される画面に名前または店舗名を入力し、呼び出しボタンをタップ。
3. 手話通訳者に接続され、通訳がスタート。

この手法により、ストアの利用時における多様なニーズにも対応可能となります。

ストアスタッフのサポートスキル向上に向けた取り組み


導入に当たり、ファミリーマートはストアスタッフのスキルアップにも注力しています。手話の基礎を学ぶための研修会を実施し、手話検定資格を持つ社員が監修する動画マニュアルを用意しました。これによって、全ストアスタッフが基本的な手話を学び、利用者のニーズに応えられるようにしています。

さらに、全店舗に「ユニバーサルマナーBOOK」を配布し、高齢者や障がいを持つ方々、外国人など多様な顧客に対する理解を深めています。

期待される効果


この取り組みは、2024年に施行される改正障害者差別解消法とも関係しており、企業が障害者への配慮を法的に求められる時代に突入します。また、「デフリンピック」の開催を通じて、社会全体で共生社会の実現を目指す動きが強まります。

株式会社ミライロの代表、垣内俊哉氏も、「ファミリーマートの取り組みは、聴覚障がい者にとって安心な環境を提供するものである」とコメントしています。コンビニが単なる商品の売買の場ではなく、インフラとして地域社会の一部として機能することが求められる中、安心して利用できる環境づくりは非常に重要です。

誰もが利用しやすい店舗へ


ファミリーマートはこれからも多様なお客さまが安心して快適に利用できる店舗を目指し、さまざまな取り組みを広げていきます。この新しいオンライン手話通訳サービスが、その第一歩となり、より多様な顧客のニーズに応えていくことが期待されます。これにより、すべてのお客さまが同じように快適に買い物を楽しめる環境が整えられることを願っています。

「デフリンピック」をはじめとする様々な取り組みを通じて、ファミリーマートは地域社会における重要な存在としての役割を果たすことを目指しています。


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