馬渡島のリサイクル
2025-09-07 09:42:21

馬渡島で子どもたちが描く島の自然、リサイクルの新たな形とは

馬渡島の子どもたちが描く自然が生んだリサイクルの新たな形



佐賀県の馬渡島で、子どもたちが自然をテーマにしたオリジナルコースターを制作するワークショップが開催されました。この取り組みは、2025年9月4日に唐津市立馬渡小中学校で行われ、NPO法人唐津Farm&Food(Precious Plastic Karatsu)が「プラスマLIFEさが」の一環として実施しました。

ペットボトルキャップのリサイクル


ワークショップで制作されるコースターは、馬渡島で行われたビーチクリーンで回収したペットボトルキャップをアップサイクルしたものです。子どもたちは、島の自然や文化をモチーフにした作品を作り、そのデザインは金型に加工されて型取りされます。この過程を通じて、子どもたち自身がリサイクルの重要性を実感し、環境問題についても考える良い機会となりました。

教育現場における循環型社会の実践


今回のワークショップは、馬渡島における「ネイチャーポジティブ」な取り組みの一部であり、将来的な生物多様性の保護や循環型社会の実現に向けた大切なステップであると位置づけられています。馬渡島を含む佐賀県内の離島での活動は、プラスチックごみをただの廃棄物として扱うのではなく、地域の資源として循環させることを目指しており、今後の展開が期待されます。

ワークショップの内容


このワークショップでは、子どもたちが自由に自然をテーマにしたデザインを描きました。ヤギやイノシシ、トンビ、魚、さらには島の特産物である「元寇」など、さまざまな要素が盛り込まれました。名古屋の株式会社MESEIがそのデザインを金型に加工し、ペットボトルキャップを使ってコースターが完成されるという流れです。

中学生と小学生の協力


特に印象的だったのは、上級生である中学生が小学生をサポートしながら作業を進めていた点です。この世代を越えた協力は、学びの循環を促進し、子どもたちが互いに支え合って成長していく姿勢を育んでいます。校長先生は、「この活動を通じて一人ひとりが環境に対する意識を高めてほしい」と、活動の意義を強調しました。

参加者の声と願い


アンケートでは、参加した子どもたちから「マイクロプラスチックを食べる生き物を守りたい」「海にゴミを出さない循環を広めたい」などの声が寄せられました。これらの思いは、未来に向けて環境を守る意識の表れであり、島の自然を守るための第一歩とも言えるでしょう。

デジタル波絵馬、離島同士のつながりを


最後には、万博の「対馬ウィーク」に関連して参加者全員がデジタル波絵馬に自分の願いを書き込みました。馬渡島と対馬、互いに離島としてのつながりを持つことで、未来へ向けた願いを込めたのです。これにより、子どもたちは海の大切さを改めて考えるきっかけとなりました。

今後の展望


NPO法人唐津Farm&Food(Precious Plastic Karatsu)は、今後も佐賀県内外の離島や地域コミュニティと協力しながら、資源循環や環境教育、生物多様性の保護を進めていく方針です。持続可能な社会を実現するため、地域からその姿を広めていくことが求められています。このような取り組みが、未来の世代にどのように影響を与えるのか、これからの活動に注目です。


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