朝たんぱく協会が設立されました
2025年9月3日、朝にたんぱく質を意識的に摂取することの重要性を広く知らせることを目的とした、『朝たんぱく協会』が設立されました。この協会は、立命館大学の藤田聡教授、跡見学園女子大学の石渡尚子教授、広島大学の田原優准教授といった有識者3名がメンバーとなり、企業とも連携して活動を進めていきます。
たんぱく質はすべての世代にとって重要
近年、たんぱく質への関心が高まっています。たんぱく質はエネルギー源としての役割だけではなく、体を構成する基本的な要素であり、体型維持や運動機能、さらには体内時計の調整にも関与しています。「たんぱく質は筋トレをする人だけが必要」という誤解が広がっていますが、子供から高齢者まで、全ての世代にとって欠かせない栄養素です。
朝のたんぱく質摂取の重要性
実は、たんぱく質は一度に大量に摂取することは難しいため、朝・昼・夕の3食に分けてバランスよく摂取することが望ましいです。しかし、多くの人が朝食でのたんぱく質摂取が不足しているという実態があります。実際には、食事ごとに約20gのたんぱく質の摂取が推奨されているにもかかわらず、朝食では平均14.65gしか摂取できていないという調査結果も示されています。これはまさに「朝たんぱく不足」と呼ぶべき現象です。
また、朝たんぱく協会が実施した意識調査によれば、たんぱく質を3食に分けて摂取することの重要性を知らない人が44.9%にも上っており、実際に朝食で20g以上のたんぱく質を摂取できているのは1割未満という驚くべき事実も判明しました。このような背景から、協会は「朝のたんぱく質不足」という問題を広く知らせることで、誰もが健康的な生活を送れる社会を目指していきます。
活動の柱
「朝たんぱく協会」は、スローガンに「はじめよう、朝たんぱく習慣」を掲げており、いくつかの活動を通じて、朝にたんぱく質を摂取することの重要性を普及することを志向しています。具体的な活動内容には:
- - 広報活動: 朝にたんぱく質を摂取することの重要性や関連情報を発信します。
- - セミナーや講演会: 学術セミナーや講習会を定期的に開催し、情報交換と啓発を行います。
- - 研究活動: 朝食におけるたんぱく質摂取の調査や研究を推進し、科学的根拠に基づく情報を提供します。
賛同者との連携
この協会には、キッコーマンソイフーズや日本テトラパックといった企業が賛助会員として活動を支援しており、その他の企業とも連携しながら、より広い範囲で活動を展開していく予定です。協会の目的が共有されることで、たんぱく質摂取の重要性が広がり、健康的な食生活が推進されることを期待しています。
一緒に朝たんぱくの習慣を始めてみませんか?詳しくは、
朝たんぱく協会の公式ホームページをご覧ください。